moonshine  エミ




2003年02月20日(木)  あなたはラブリーをいくつお持ち?

 ・・・・・・・・。
(昨日の日記を読み返して。
 なーんであんなに怒っとるんやろ? あほやなぁ。
 でも、ああいう怒りって、時々ふいに込み上げてくる・・・)

 今日は、仕事のあとプレアデスでライブを見た。
 楽しみに楽しみにしていた魚座を見られた! すごくすごくすごくうれしかった。
 しかし、その感想は明日かあさって書くとして、ここからラブリーの話をば。

 きのう(水曜日)、ダウンタウンセブンでこんなことを主張する素人さんが出てきた。
「頭が薄い人のこと、ハゲと呼ばずにブルースと呼ぼう」
 ハゲ、という言葉のマイナスイメージを払拭するための提案で、
 ブルース・ウイリスからきているらしい。
 ははは、と時々笑いながら見つつ、キュンと胸を突かれるように甘く思い出した。

 「今後はホクロをラブリーと呼ぶ」

 はっとした方、あなたは95年ごろ、小沢くん(小沢健二)がかなり好きだったに違いない。
 世間ではオザケンなんて「犬かよ!」と突っ込みたくなるような通り名がまかり通っていたけれど、
(いや、確かに彼、通称『犬』というアルバムを出してるが・・・)
 ああいう呼び方って、どうも「商品」て感じがするので、
 私はちゃーんと「小沢くん」または親しみをこめて「小沢」って呼んでました。

 彼はそのころ、友だちのスチャダラパーと一緒にオールナイトニッポン(しかも第二部だったと思う)をやってた。
 毎週二時間も、彼のおしゃべりやおすすめの歌が聴けたんだもんね! 夢のような数ヶ月だったよ。
 しかも、一人でマイクに向かってしゃべるんじゃないから、
「ほえー小沢くん、素のとき、友だちとこういうふうにしゃべるんだー」
 って乙女(私のことよ。)の胸はキュンキュンしてた。
 ええ、毎週、テープに全部ダビングしながら聞いてましたよ。大半、捨てちゃったけど・・・(バカバカー、とっときゃよかったよー)

 ああ、好きなことに対しては、前振りも長くなっちゃうね。

 で、小沢くんがオールナイトニッポンのオンエア中に読んだ詩が、「ホクロをラブリーと呼ぶ」というやつ。
(たぶん、このラジオ番組のコーナーのために作った詩だったみたいだけど、
 小沢くん自身たいそう気に入ったようで、のちに雑誌「オリーブ」の連載にも載せていた)

 一挙、全文引用!(ごめんなさい)
 こういうものが検索できちゃうから、ネットって便利だなあ。そして著作権を侵害・・・?

◆◆◆◆◆
  今後はホクロをラブリーと呼ぶ
  これからは
  ホクロのことは
  ラブリーって呼ぶことにするよ

  そしたらね
  例えばね

  刑事が犯人を追っていて
  無線にむかって叫ぶンだ
 「手配中の犯人は
  40歳前後
  中肉中背で
  緑色のジャケットを着ている
  特徴は
  左頬のラブリーだ!」

  そう叫んでいる
  ベテラン刑事の肩の上にラブリー
  無線を受けて
  汗をかいて走る若い刑事の
  二の腕にラブリー

  ラブリーをもって生まれた子は
  だいたい子供の頃はラブリーが嫌いで
  鏡をじっと見ては
 「無くなっちまわないカナ」
  って思うのさ

  或いは
  ラブリーの位置が気に入らなかったり
  他人のラブリーを羨んでみたり
  もちろん中には
  最初っから
  自分のラブリーが好きな人もいるのさ

  ねえ、仔猫ちゃん?
  もう僕の言ってること
  分かんなくちゃいけないよ
◆◆◆◆◆

 ここの仔猫ちゃん(私のことよ。)は、
 彼の言ってることが、100パーまで理解できてなかったりするのですが。
 うーん、やっぱり、“LIFE IS A SHOWTIME”(小沢くんの『ラブリー』って歌に出てくるフレーズです)ってことでいいのかな?
 ソロになってからいろんな音楽をやってきた小沢くんだけど、メッセージの根っこはいつもひとつ。
 生きる喜び、愛する喜びだ。
 あなたが持ってるのはホクロじゃない、ラブリーなのだ。
 ラブリーを身に、生きてるんだよ。君も。私も。あの子もね。

 私は、生まれてきたときはラブリーを持ってなかったんじゃないかな。
 でも、大人になるにしたがって、ひとつ、ふたつ、できてきた。
 たぶん私の彼しか知らない、まだ目立たない、小さなラブリー。

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