moonshine  エミ




2002年04月27日(土)  没後10年の尾崎

 前日に休みが確定した土曜日なので、おうちにて過ごす。
 家の近くでCDやビデオをレンタルして、小説と雑誌を買う。
 夕方、持久走。
 ジョギング、とかランニング、というより、私の走り方は「持久走」だと思う。あの苦しさを求めて走ってる気がする。

 4月25日。尾崎豊の、10回目の祥月命日だった。
 私は1978年生まれなので、尾崎とはだいぶ年が離れてるんだけど、小学6年のときから尾崎を聞いた。2年後に彼が死ぬまで、一度もその姿を見たことがなかったし、詳しいプロフィールも知らなかった。
 死を知ったとき、かなりショックだった。そのときの私はそういう語彙をもたなかったが、やりきれない、という気持ちがした。
 生きるのに不器用な人だったんだろうな、と思う。
 うまく言葉が出てこない。
 本当はこのことは25日に書こうと思っていたのだが、どうにも書けなかった。今も同じだ。
 アーティストとしての尾崎を、格別天才的だったとも、今は思わない。
 でも、今でも時々、思い出してはアルバムを聞く。そして、昔はそれほど好きではなかった歌が、心にしみたりする。
 鼻歌まじりにつくられた歌だってこの世には溢れているのに、圧倒的に「本気」の感じ、それが痛々しく感じられて、つらいけど好き。今でも。
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