moonshine  エミ




2002年01月12日(土)  嵐がきた

 どエラい目に遭いました。
 3連休を目の前に、昨日の午後から体調が急降下。
 
 胃が痛み出し、腰のあたりに力が入らなくなる。
 こんなの初めてだ。胃のトラブルなんてのは、フツカヨイか乗り物酔いの気持ち悪さが関の山で、シクシク痛むなんてのは、もっと社会に揉まれながらバリバリ生きる、大人の病気かと思ってた。
 
 会社で一度吐き、同期会を泣く泣く断って、一刻も早く帰ろうとタクシーに乗る。
 吐いた直後は心が軽くなったが
(「吐く」といえば「酔う」の私にとって、吐けば気分がすっきりするものだという認識しかない)
 ちょっとしか経たないうちに、また痛みが復活。
 出てきそうなものを車中で必死に飲み込みながら(←マジ)、へとへとで帰り着き、ようやく吐き出す。
 親に事情を説明し、ベッドに入るが、あたたかい日だというのに驚きの悪寒。
 確実に上がっていく体温を実感しながら、眠りに落ちることも出来ずにうつらうつらと3時間ばかり過ごし、熱を測ると、さっ、38度9分?!
 
 死ぬかもしんない・・・。
 普段たいした苦労もなく、肉体の健康を享受している私、ちょっと体が弱ると、熱湯の中に入れた氷のように、ココロもへなへなになる。
 
 解熱剤と氷枕を求めて起きだすと、その途端にまた胃から圧迫感。体の訴えるままに吐く。
 喉がカラカラに渇くので、ぬるいお茶を3杯ほど飲み、ヨーグルトを食べ、薬を飲む。寝てばかりいるのもキツいので、しばし新聞など読んで過ごす。
 さあ、ベッドに戻るかね。と席を立つと、なんとなんと、また急激な吐き気が・・・。
 水分をたっぷり摂った直後だったためか、比較的スムーズに嘔吐。
「どうしちゃったんだ、アタシ・・・」
 ふらふらになりつつ、ベッドに入って金曜ロードショーの「風の谷のナウシカ」を見る。
 どうでもいいところでも、滂沱の涙が出る。弱った心の賜物だ。
 翌日遊ぶ約束をしていたありさに、断りのメールを入れ、寝る。
 
 そして翌日(今日のことね)、土曜日なので病院は午前中まで。
 母親が起こしに来るが、強烈な睡魔が私にとり憑いて離れないため、断念。
 12時過ぎまで眠りつづけ、目覚めると、体の熱さが消えている。
 体温、37度4分。ほっと一息。
 それにしても、昨日の4回の嘔吐は私に食べることへの恐怖を植え付けた。
 摂り込んだそばから出てく(というより戻ってくる)、そんな感じなんだもん。
 おそるおそる、お茶を飲み、ヨーグルトを食べる。
 ソッコーでまた床に戻り、こんこんとまた眠ること、3時間。
 起きる。吐き気、なし。
 ようやく、胃は本来の役目を思い出してくれたらしい。
 夜ご飯に、お粥とほうれん草のおひたし。オムレツを2、3口。
 食欲はまだだが、気力はだいぶ復活してきた。
 楽しい連休の予定は台無しだが、まあたまにはこんなこともあるもんだね、と思いつつ、日記を書いている次第です。 
 
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