moonshine  エミ




2001年09月15日(土)  分け入っても分け入っても青い山

 もともとはしんちゃんと会う予定の日だったが、「あ、今日は会わないほうがいいな。」と感じ、中止。
 わがままや気まぐれも、ほどほどならば長続きのコツかも・・・。
 で、一人で、博多駅へ。
 定期が使えるので、交通費がかからない。
 そして、天神をも凌ぐ勢いの紀伊国屋が構え、新星堂も。

 給料日前の大枚をはたいて本を買う。
 種田山頭火の本。
 ちょっと前から目をつけていたのだが、2000円なので給料が出てから買おうと思っていた。
 でも、どうせいつか買うんだから、早く読みたい。と思って。
 私は、熱いものを心に秘めつつ、一見淡々と、飄々とした人が好き。
 山頭火もそういう雰囲気のところが、気に入った理由か。
 ほかに、そういうふうに見える人に、
  坂口安吾
  奥田民生
 などがいる。
 
 読んだ後、家の筆ペンを引っ張り出して、
 卒論のメモに使っていたノートに、山頭火気取りで、書をしたためる。
 はじめ、山頭火の句で好きなのを書いていたが、だんだん、好きな歌詞のフレーズを書いたり、しまいには、自作の自由律の句を書くように。
 のびのびと、時に流れるように、ときにしゃちほこばって、書いた。
 思いのほか楽しくて、1時間くらい、えんえんと続けた。
 ちょっと披露しちゃおう。心に思い浮かんだ言葉。

「遠くの灯 近くなるまで もくもくと」
「忘れ難く ただ一途に」
「涙渇いて見上げる月の白さよ」
「だれの胸にも響く明快さ」

 お恥ずかしい・・・。


 夜、母とロイヤルホストに行ったら、メニューが変わっていた。
 商品の写真をスケッチにしてある。
 シズラーでアルバイトしていた私には、その意図するところはだいたいわかるのだが、あまりよくなかった。ごちゃごちゃしてて。
  
「新しいメニューについて、アンケートに答えてください」
 と紙を渡される。書いた。

 
 
  
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