moonshine  エミ




2001年09月01日(土)  行く夏

 9月になりました。
 暑さが去るのって、どういう感じですか、みなさん。
 私は寂しく、「もう少し、もうしばらく、暑くたっていいやん・・・」と思いながらも、今日秋物を仕入れに天神へ出かけました。
 朝方は寒い。昼間は天気が良くて日差しは明るいけれども、もう肌はべたべたしない。
 空は青く、雲が高く淡い。
 夜になったら風が吹く。
 残り香はあるが、もう夏は行こうとしているのです。

 本日の買い物のメインの一つは、靴。こいつには、いつも苦労させられる。
 原因は、小足。
 22センチの靴って、そんなに採算性わるいんでしょうか。
 アッかわいい、と思っても、店員さんにサイズを出してもらうときは、いつも
「あのぅ、この靴、22センチなんてあるでしょうか・・・ないですよねぇ」
 というふうに弱気な私。
 Z−SIDEで、すごく気に入った靴を見つけたものの、サイズがなく、岩田屋新館にもなく、三越に行こうとして途中でなにげなく寄ったところに、あった。 
 ソラリアステージの1階。
 そこは、天神のド真中にあるとはとても思えないほどに、ほのぼのとした靴屋さんだった。
 商店街の中みたいに。
 おじさんとおばさんと、とてもかわいい今ドキな女の子がやっていて、サイズがあるとわかると三人してすごく喜び、その無邪気な様子に心を開いた私が、
「これって、寒くなってタイツなんて履くと、きついですかね? もう一つ大きいサイズにしたほうがいいでしょうか。」
 と聞くと、おじさんがちょっと妙な柄の靴下を差し出して、
「これを履いてみてごらんなさい。ちょっと柄は、変だけど。」
 という。女の子が、その靴下を、
「ちょっと変ですけど・・・」
 と言いながら差し出す。横でおばさんが、
「やっぱりこういうときのために、ちゃんとしたやつを用意せないかんねえ。私、黒のを持ってるから、うちから持ってこよう」
 と言っている。そして、私がその靴下を着用して靴を履くと、
「ああ、やっぱりちょうどいいよ。そのサイズがいいよ」
 と、三人ながらに言ってくれた。私は喜んでその靴を買った。
 しかも、「秋物、新入荷!」と書いてある棚なのに、20パーセントOFFだった。(同じ靴で大きいのを置いていたZ-SIDEよりもきっかり20パーセント安かったので、あの値下げ札はダテじゃない。)
 楽しい買い物だった。嬉しいだけでなく、楽しい買い物だった。

 夜は、しんちゃんがかねてから希望していた焼肉にした。
 だいたい毎週、いっしょに外食しているが、焼肉は久しぶり。というか、前に一緒に食べたのがいつだったか思い出せないくらいだ。もしかしなくても1年以上は経っていると思うが、真相を覚えてますか、しんちゃん?
 焼肉の鉄板を囲む人たちは、みんな楽しそうに、幸せそうに見える。鍋も、そうだ。
 涼しくなっていくのは寂しいけれど、鍋と熱燗がおいしい季節になる、と思って頑張ろうと思う。
 
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