2002年07月26日(金) |
ミス・香澄杯! 開催! |
作者兼司会「えー、今年もやってきました。毎年、夏恒例! 美少女コンテスト、ミス・香澄杯の季節です!」
リック『毎年って、去年までやってなかっただろう。そんな企画?』
作者「おおっ。進行役のりっくん、いいのっ。今年から恒例にするんだから」
リック『……絶対、来年には忘れてるだろ?』
作者「う。それは言わない約束よっ。とにかく、今日はそういう企画なのっ」
リック『まぁ、仕方ないな。そうまでいうのなら』
司会「そうそう。さて、そんな訳で、今日の審査員のみなさんですっ。どうぞー」
直樹「えーっと。なんだかよくわからないんだけど、駆り出されたました。宜しくお願いします」
雅貴「いや、女性といえば僕が出なくてはねっ。ふふふ、楽しみ楽しみ」
洋「……俺も出るのか? あんまりこういう企画には参加したくないんだけどな」
十六夜「いやぁ。こんな場によんでもらって嬉しいねぇ。どんな美少女達が現れるのか、いまから楽しみだよ」
司会「の皆様でおおくりします。では、さっそくいってみましょう。エントリーナンバー一番! 『ある秋の日の旋律に』の翠ちゃん」
……
司会「あ、あれ? すいちゃーーーーん!?」
……
リック『どうやら、でたくないらしい』
司会「……い、いきなりそれか?」
りっくん『まぁ、彼女はこういう企画嫌いだろう?』
司会「ううう。じゃあ、続いていきますっ。エントリーナンバー二番! 王立学院小奇譚? より、リリアちゃんですっ」
リリア「え、えっと」
雅貴『おおっ。この恥じらい、かなり美少女度満点? 普通っぽいところも、いい感じで、まるでたんぽぽの花のようだ』
リリア「私、帰ってもいいですか?」
司会「だめです」
リリア「はぁ……」
司会「そんな訳で、エントリーナンバー3番! 紅色を探してから由紀さんです!」
……
司会「あ、あれ由紀さん?」
リック『あぁ、由紀くんは急なロケが入って今日は休むそうだ』
司会「………………」
直樹「ああ、由紀がこないなら僕も帰ります。それじゃあ」
司会「ちょ、ちょっと直樹くん!?」
リック『帰ったね』
司会「……き、気をとりなおしてっ。おなじく紅色を探してより加奈ちゃんです!」
加奈「織田先輩います?」
司会「いや、いないけど」
加奈「ええっ。だましたの? 織田先輩いるってきいたからきたのに。じゃあ、加奈帰ります。さようなら」
司会「あっ、ちょっちょっと加奈ちゃん。これじゃ紅色のキャラ誰もいなくなっちゃうよっ」
リック『と、いってももう帰ったようだぞ』
司会「はぁぅ……。紅色のキャラなんて嫌いだっ。次は4番! 天なれからっ、咲苗ちゃんっ」
咲苗「あ。こんばんわ、和泉咲苗です。こういうイベントは苦手なんだけど、ちょっとがんばって出てみました。宜しくお願いします」
雅貴「おおーっ。咲苗くんっ。可愛いねぇっ。まさに、野に咲く白い花。可憐だよっ」
咲苗「そうかな? そんな風にいってくれるのは雅貴くんだけだよ」
十六夜「いや、確かに可憐だね。おじさん、惚れちゃうよ」
咲苗「あ、ありがとうございますっ」
司会「ふぅ。やっとまともに登場してくれた……。天なれのキャラはいいねっ。続いて、5番! 名前の無い少女っ」
名前の無い少女「わわわっ。ボクもエントリーされてるの? は、恥ずかしいよ」
雅貴「……なんとなく彼女にはコメントしづらいものがあるんだよなぁ」
十六夜「でも、すごく可愛い子だよね。おじさんの心をくすぐられるねぇ」
司会「続きましてっ、6番! 相川綾佳さんっ」
綾佳「あれ、綾佳もエントリー? じゃあ、綾佳の魔法、みせてあげるね?」
雅貴「おおおっ!? 綾佳さん!? この僕はっ、作品世界の中ではいちどもあったことがないけど、彼女はいい! いや、もう。お姉さんはっ」
十六夜「何を萌えてるんだね?」
雅貴「いや。歩美くんもすごく素敵だが、やはり大人の魅力だね」
歩美「……あんたはいいかげんにしなさい」
雅貴「おお!? 歩美くんっ。君はエントリーしていないはずではっ!? いや、ちょ、ちょっとまってくれっ」
リック『おお。去っていく歩美くんを追いかけていったよ』
司会「……なんでこんななんだ。みんな。もういいっ、続いて、僕にも魔法が使えたらより、結愛ちゃん!!」
結愛「こんばんわですーっ。結愛ですっ。愛を結ぶと書いてゆあですっ。よろしくおねがいしますーっ。ふぁいとーっ、ですっ」
司会「おおっ。現在、人気ナンバーワンの結愛ちゃんっ。君がいないと盛り上がらないよ」
結愛「はいっ。がんばるですっ。でも、美少女コンテストってなんですか?」
洋「ああ。結愛。まってたんだ。さ、こんな茶番につきあってないで、帰ってご飯にしよう」
結愛「あ。洋さん、わかりましたーっ。今日もがんばってご飯つくりますねっ」
司会「え!? ちょ、ちょっと。ま、まってーー」
リック『ふむ。こういう展開になるとは思ったが』
司会「……ああああ。って、よくみるとリリアちゃんも帰ってるし!?」
リック『結局、天使になんてなれないのメンバーしか残ってないようだね』
十六夜「と、いうか。審査員も俺しか残っていないようだしね」
司会「くくく。しょうがない。じゃあ、十六夜さんっ。優勝は!?」
十六夜「そうだねぇ。でも二人とも可愛いから迷うねぇ。でも、やっぱりここは……」
謎の声「ちょーーーっと、まったーーー!?」
司会「おおっ。この声は!?」
ティア「まちなさいよっ。どうして私がでてないのよっ。この企画!」
司会「おおっ。ティアじゃあないか」
ティア「いつもこういう企画は私が進行役でしょ!? なんで、りっくんが進行役やってて、しかも私はエントリーされてないのよ!?」
司会「そりゃあ、美少女コンテストだから……うぐぉ!?」
ティア「なによっ。私が美少女じゃないっていうの!? そんなこというと怒るわよ、私っ」
司会「怒るわよって、いま殴っただろうが!? すでにっ」
ティア「これは怒る以前に、あんたの言葉に対する当然の報いよっ」
司会「そんなむちゃくちゃな」
綾佳「あ。そうだ。綾佳、そろそろ帰らなきゃ。綾佳、いちおう作品の中では(ぴーーー)だし」
司会「って、綾佳さん!?」
名前の無い少女「あ、ボクも。仕事しないとおこられちゃうし」
司会「って、君までっ!?」
名前の無い少女「だって、ほら。ボクと綾佳さんが一緒にいるの変だし。じゃあ、またねー」
司会「そ、そうだけど。ちょっとーーーー。って、あれ!? 咲苗くんは!?」
リック『ああ、咲苗くんなら歩美くんと雅貴くんが帰った時に、一緒に帰ったみたいだよ』
ティア「あら。そうなると、ここにいる人から優勝を選ぶってこと?」
リック『そうなるだろうな』
司会「げっ、そ、それは!?」
ティア「ああっ。人気投票で一票ももらえなかった私っ。生協おばちゃんにすらまけた私だけど、いま、報われるのねっ」
十六夜「ふむ。では、優勝を発表しようかね」
ティア「うふふふ」
十六夜「優勝は! リックロード・フォン・レイフォード三世だねぇ!」
観客『おおおおっっっっー!?』
リック『おや、私かね?』
ティア「ちょ、ちょっとまちなさいよっ。なんで彼なのよっ。そもそも女の子ですらないじゃないのっ。ぜんぜんっ」
十六夜「でも、この人形のかわいらしさには誰もかなわないしねぇ」
ティア「ちょっとっ、あんたトゲ付きハンマーの餌食になりたいわけ!?」
十六夜「それは遠慮するよ。では、俺はさらしてもらうかねぇ。巽(そん)!」
ティア「って、ああ!? 逃げた!?」
リック『じゃあ、私も人形の国に帰るかね』
ティア「ちょ、ちょっとまちなさいよ!? あああああっ。この怒りをどこにやればいいのー!?」
司会「……なんだ、その目は?」
ティア「うふふふ。もうここにいるのは、私とあ・な・ただけ」
司会「ちょ、ちょっとまて! 今回は私は何も!?」
ティア「結局こういう運命なのよっ。えい!!」
(作者トゲ付きハンマーで撃沈)
ティア「ふぅ。すっきりした……ってなんか納得いかないけど。ううー、誰か私へのラブコール。まってます!!」
なんか変な結果で 終
こんなこと書いてる私は、ちょっと熱でやられてるかもしれない
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