2002年09月12日(木) |
22歳。涙は妻子のために |
藤川球児。1980年7月21日、高知県出身の22歳。98年ドラフト1位。その彼がきのう11日、プロ初勝利を挙げた。入団4年目。大学に進んでいれば4年生に相当する。まだまだ若手である彼にはしかし、夫人と男児1人の家族がいる。 素質は高く評価されながらも度重なる故障に泣かされてきた藤川。今季初登板も7月21日(22回目の誕生日)まで待たされた。以後8回の先発。しかしことごとく勝ちに結びつかない。8月3日には6回まで無失点に抑えながら味方の援護がないなど運にも恵まれなかった。そして迎えた9回目のチャンス。遂に彼は初勝利を手にした。お立ち台でとめどなく流れる涙。ウイニングボールを「嫁さんにあげます」と言ったところで胸を詰まらせた姿からは、守るべき妻子を抱えて故障にあえぎ、不安に苛まれたであろう日々が偲ばれた。スキー・ジャンプの原田が、リレハンメル後4年間の呪縛に打ち勝って長野で流した涙とも、私の中で重なった。 さぁ藤川よ。次なる涙は、より大きな夢を「チーム全員で」成し遂げるその時まで取っておこう。苦しんだ月日の分、元を取るのはこれからだ。まだまだ君は「若手」なのだから。
こんなメールを頂きました(9/12)
またしても更新が滞ってしまった私のメールボックスに、先日久々にメッセージが入りました。kantagulさんからの「パクリンクさせてもらいました!」という連絡でした。「でんちゅさんのコラムなら 私のHPに見に来ても飽きさせないんじゃないかなって思いました!」という嬉しいコメントまで。8月11日からずっと書いていなかったというのに。 これはもしかしたら、更新をサボっている私の尻を叩いてくれたのかもしれません。仕事の関係で毎日は難しいとは思いますが、出来うる限りまめに更新したいと思います。kantagulさん、ありがとうございます。そして、同じようにパクリンクして下さっている皆さん、どうもすみません。
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