2002年08月11日(日) |
帽子の数字、やめませんか |
昨日、阪神の矢野とホワイトが骨折した。一昨日は濱中が骨折。なんと2日間で3人が骨折という、呪われているとしか思えない異常事態だ。 阪神は今シーズン、故障者に泣かされてきた。野手では片岡、赤星の骨折、矢野、桧山の脱臼、ホワイト・坪井の捻挫などなど。投手でも、星野、安藤、藪と続き、阪神はまさに野戦病院の様相を呈している。 阪神では今季、故障した選手の背番号を帽子に書き込んできた。始めのうちは「故障者の分まで頑張る」「チーム一丸となって優勝を目指す」姿勢の表れとして好意的に捉えていた私も、一度もその数字が消えることなく今に至ると、そろそろこの習慣はやめにした方がよいのではと思えてきた。 もし「故障者の分まで」と思うのなら、プレーで彼らの分を補ってみせるだけでいい。プロなら、あいつがいないうちに大活躍してレギュラーを奪ってやるというのが本来の姿だろう。早く帰ってこいよなんていうのは、偽善だ。矢野の代役・吉本は、前回のようにまた39を帽子に書き込むのだろうか。 プロは仲良しクラブではない。チーム一丸となって戦うことと、帽子の数字とは必ずしも直結するものではない。
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