500文字のスポーツコラム(平日更新)
密かにスポーツライターを目指す「でんちゅ」の500字コラムです。

2001年08月27日(月) ヘルマン・マイヤーの回復を祈る

 24日、アルペンスキー界のスーパースター、ヘルマン・マイヤーが交通事故で重傷を負った。オートバイを運転中、前方から来た車を避けようとして側溝に突っ込む形で転倒、右足の複雑骨折のほかにも腎臓にダメージがあるらしい。27日の朝日新聞で手術前後のレントゲン写真を見たが、2本あるスネの骨がともにポッキリ折れてしまっている。
 心配なのは、裂傷や筋肉組織の損傷もひどく、一時は足の切断も考えられた程の深刻なケガだということである。ソルトレークシティー冬季五輪への出場が絶望的なだけでなく、選手生命にも危機が及んでいるらしい。あのアグレッシブかつ精密な滑りがもう見られないとしたら、これほど悲しいことはない。
 かつて東京オリンピック男子マラソンで優勝したエチオピアのアベベ・ビキラも交通事故で下半身付随になり、失意のうちにこの世を去った。こうした例と今回の事故とを結び付けたくはないが、スポーツ選手が突然その選手生命を奪われた時のショックは、我々凡人には計り知れないものがあろう。
 きょうは余計な論評は交えず、ただひたすらに彼の一日も早い回復を祈りたい。

パート2

 私の目下最大の楽しみは、今年入ったばかりの草野球チームでの練習や試合です。このチーム、インターネットの草野球サイトでメンバーを募集したもので、メンバーは年齢も職業も住んでいる地域も実にバリエーションに富んでいます。インターネットというツールがなければ、おそらく一生関わりを持つことはなかっただろうと考えると、人の縁の不思議さを思わずにいられません。
 このできたての草野球チームに、ユニフォームができました。その配布と、揃いのユニフォームを着ての初練習が明日あります。メンバーは皆、興奮が抑えられない様子。もちろん私も例外ではありません。
 学生時代、硬式野球サークルに入っていた私ですが、就職以来10年以上、野球らしい野球はしてきませんでした。スポーツへの飢餓感が限界に達していた時だけに、実際にプレーできる場を見つけた喜びはひとしおです。やはり、スポーツは「見る」だけでなく「やる」ものだとしみじみ思います。


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