快賊日記「funnyface」

2006年01月13日(金) イエスタディ。

今日は雨が降ってしまったせいか、また寒さが
戻ってしまいました。
昨日はとても気持ちのいい天気で、この所の
極寒を和らげるような穏やかな夕暮れでした。
空も澄んで美しく、そこを弧を描いて飛んで行く
渡り鳥を見つけた。束になって飛ぶあの姿は、
一羽一羽が小さい彼等が敵に襲われないよう
カムフラージュする為の姿だとか。誰に教わったのか。
私たち人間は知的生命体としてこの世に存在して
いるけれど、小さいとても小さい鳥までもがそうとは
とても思えず。それでもこの世に生きる全ての生き物は、
自分を守る術を知っている。それは遥か昔から脈々と
伝わる生命の神秘。生きるという知恵。知識をもつのは
人間で、知恵を授かるのは地球上に生きる全ての生命。
この世に生きるためだけに授かる知恵。自然と共にある彼等は
生きる術も死に行く場所も知っている。
累々と生まれては滅ぶこの世の命の一つに過ぎない
私たち人間も自然がなければきっと生きられない。
それでも文明の利器がなければ生活出来ないのもまた確かで。
科学の進歩はその明晰な頭脳に感嘆するし、文明の発展に
歯止めは利かず、またその便利さに驚嘆する。
でも出来るなら、この身が静かに土に還るまで。
もう少しだけその進化の手がゆるやかであればいいなと
高い空を仰ぎながらふと思った、そんな昨日。


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