快賊日記「funnyface」

2005年11月30日(水) hokusai

その人生をたった一つの事だけに
かける人がいる。
その身を全て捧げ、人生をまっとうしていく
人がいる。
彼の描く世界はその絵の如く怒涛のように
押し寄せては心をさらって行く。
その感性を才能を英知を技術を惜しむ事無く
与え続け、作品に命を吹き込む。
波の姿は他の追随を許さない。
人を虜にする事いとも容易く、心を今もなお
鷲づかみにして離さない。
私にもあれ程の才があれば…否。
そんな嘆きも羨望も通用しない。
私は私の全てを持って、彼とは別の同じ道を
目指せばいい。憧れてやまないその人は
命ある限り筆を握りつづけた。
真剣に真摯に真面目にそしていつでもユーモアをもって
作品にのめり込んでいたのだろう。
私も一生をかける夢は遠い昔に見つけてる。
後はその道を進むだけ。思いの波はやまない。



−上野公園にて−カツシカホクサイニコガレテ


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