快賊日記「funnyface」

2005年09月30日(金) 夏模様

夏の終わりを風が空が空気が、そして季節が
次の訪れを教えてくれる。
誰かのブーツや腕を包む長袖。
目を楽しませてくれる小道に咲いた
コスモス。夏は静かにその幕を閉じていく。
なぜか夏の終わりは寂しくて。
静かに音を立てる線香花火。
その小さな光が目に痛くて。
季節は巡る。日本は美しい四季に彩られた国。
だからどの季節も美しさと楽しさと
興奮と緊張をもたらしてくれる。
だけどどうしてだろう。夏だけは終わりが
寂しくて仕方がない。
遠くの、感じるはずもない夏らしさの一瞬に
その終わりを感じて空気を吸って、切なくなる。
ガチャリと扉を閉めるように夏は終わる。
そしてまた来年力強く扉を明けるように
夏は来る。寂しくなってる暇もないくらい
きっとそれはあっという間。
余韻はきっと次の季節への掛け橋なのだろう。


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