夏の終わりに、昔この国で起こった真夏の 悲しい出来事をTVで見ました。 とても痛々しく辛く悲しく。ただただ涙を 流す事しか出来なかった。 戦争という巨大な暴力。 興味がないから何も知らないという人もいる。 戦争は起こす必要はないけど起きてしまったら 仕方ないし、自分は参加したいという人もいる。 むしろ肯定する人もいる。 そんな人たちは何を見てそんな事が言えるのだろう。 TVの物語やドキュメントで涙を流し身体を振るわせて 語る人々は決して作り事ではないのに。 なぜそんな姿が心に響かないのだろう。 何かが…どこかが冷めて欠落しているのだろうか。 ましてや人種の違いだけで人間としての尊厳を 踏みにじられてしまう事実がある事なんて。 どんな風に無関心を装う人たちには映るのだろう。 貧乏だからとなじられるのなら、頑張って豊かになれば いいのだろう。 頭が悪いからとなじられるのなら、努力して何とか 利口になればいいのだろう。 では日本人じゃないからとなじられたら 何をすればいいのだろう。 何も手段はない。血は決して変わらない。 例え体の血を全て捨てて日本の血に変えたとして それでも本当の血は変わらない。 今ではそうない事実。 戦時中では世界中で起きてた真実。 私達のすべき事は何だろう。
-近所の商店街にて-チニサユウサレヌモノ
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