快賊日記「funnyface」

2005年08月15日(月) 運命の日

あれから60年の月日が経った今日。
貴方はどんな思いで今日を過ごしましたか。
あれから60年。言葉にすればなお重く果てしない日々。
当時の全てを知らない私にも必ず痛みと涙と
怒りを与える日。そして人として懺悔を。
貴方にとっての60年という歳月は長かったですか。
それとも短かったですか。
あれからどれ程の涙を流しましたか。
その涙をぬぐってくれる人はいましたか。
悪い夢は絶えず貴方を襲いますか。
どれくらい笑えましたか。どれくらい笑う事を
思い出せましたか。幸せはいくつありましたか。
幸せを感じられる人生ですか。
60年…節目だと人は言う。でも本当は節目などなく。
当事者からすれば2でも5でも割り切れないような
半端な年数でも、同じように痛み同じように涙を
流しているはず。節目…なんてない。毎年同じように
その日は訪れ毎年同じようにその日は流れている。
通り過ぎて行く…思いも人も流れ…いつしか自分自身も
流れ過ぎていくまで悲しみは終わらない。
どうか幸せでありますように…願わずにいられない。
8月15日、運命の日。私はただ東京のくすんだ空を見上げてた。
ただ何度も何度も同じ空を見上げた…。



-東京上空-イツノヒカシアワセヲ


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