ただ毎日忙しく生きている。そんな感じの日々が続いてる。 もう何年もそうして生きている。子供の頃から手に入れたいものが はっきりしていた私は、もうすでにその頃から急いでいたんだと 思う。だからちょっと疲れてもそれが普通と思える。 人の世は希望と絶望に満ちている。そしてどちらも私を 急きたてる。それを手にしたくて、それから逃れたくて ただ走る。時に躓く事もある。言いたくない事も言う。 誤解したまま誤解されたまま一生会わない人もいる。 それがどうしたというのだろう。私は私の信念に一つも 迷いはもっていないはず。良心に恥じる事はしていない。 意地を張って守り通して来たそれはきっと、唯一正しいものだ。 だから今も走りつづけるように、ただ必死に生きている。 呼吸をするだけの生だ。決して止まらない。まるで自分の 限界を図るように無理の一つもきかす。 大丈夫。きっとずっと走っていける。この姿が一番正しい。 ただ生きる事。人の生のあるべき姿だ。 ただただ生きる。呼吸をする。あるがままの姿で。
|