ふとした時、胸を締め付けるような痛みがある。 それは本当に何でもない時に起きたりする。 長くもない。けど、そう短くもない人生の中で 何かを感じ、その記憶がそういう気持ちにさせるのかもしれない。 どうすれば辛くない生き方が出来るのだろう。 出来るだけ痛みが少なく。切ない気持ちや悲しい気持ちが ちょっとの方がいい。それなのに思いも寄らない時に ふと切なさが心を占めてしまう。 生きるのは苦しみを意味するのだと思う。 それは決して絶望からの答えではなく。 だからこそ必死で生きているんだと思う。 辛い思いがあるからこそそれを乗り切れるだけの 何かをつかみたいのだと思う。 例えばこんな考えに頭が支配されていても、夜空を彩る 桜を見上げれば目を細めてしまう。 花のように凛と生きたいと思う。咲き誇り散ってしまう花。 冬を越え次の春に咲くことが出来なくてもそれでもいい。 強く強くありたいと、そう思う。
−桜並木の夜の道にて−
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