| 2004年06月18日(金) |
シップとバンソウコウ。 |
本番無事終了!! いやぁ、今回ほど大変な芝居はなかったですね。 やっぱり殺陣という新しいものを取り入れたので大変でした。 うちは幕末は二回目。前回は維新志士側の竜馬達を主人公にした 話でした。その時に敵役として登場したのは土方さんのみ。 まぁ花のある男ですからね。後、しつこそうだし。 その時も一応殺陣がありましたが、本当に最後のほうに一度だけ。 今回と違っていつもの現代劇のように普通に物語を見せて、 最後の戦いのシーンがたまたま殺陣になっただけのような設定でした。 だから実際に戦ったのは土方さんVS桂・中岡って感じでとても短い ものでした。それに比べると今回はしっかり時代劇をやったって感じです。 やはり新撰組ですからね。彼らは剣振って何ぼってとこがありますから。 オープニングと休憩明けにほぼ全員参加の殺陣が二回。 物語の中に大きい殺陣が6回。小さいので3回くらい? 場面転換の合間に入れた殺陣をあわせると実に20回近くは あったんじゃないでしょうか?凄いな、本当。 もう皆稽古中から切り傷擦り傷は当たり前。青たん打ち身筋肉痛に 危なく肉離れ!?それでも楽しくて楽しくて、ずっと木刀を振ってました。 本番になったらやっぱりうまいようには行かず、悔しくて悔しくて 歯軋りをしながら寝たりもしましたが、それでも本当に楽しかった。 新しいおもちゃを見つけた子供のように、今は殺陣に夢中です。 新しい何かを見つけられるというのは幸せなことだと思います。 それが自分が役者をやっていく上でプラスになる事ならなおさら。 試衛館に集まった彼らは皆自分の腕を信じて京へ出た。 そして新撰組になった後も信じられるのは剣のみと、 その刀に血を吸わせていった。演じる私たちがこの身に他人の血を まとう事はないけれど、信じるものの為だけに剣を振る気持ちは 分かるから。終わりを知る私達に出来る形で彼らの生き様を伝える為に 今日もやっぱり剣を振る。彼らと同化するように。彼らに近づくように。 迷いを斬る。闇を斬る。そこへたどり着くために。
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