2002年01月19日(土) |
僕らのペイン、それこそサイン |
人間は生きてるうちに、一体何回卒業するんだろう。 卒業という言葉を聞くと、やっぱり学校の卒業式を思い出す。 いや、別にそれに特に思い入れはないんだけど。 卒業という言葉を意識するのが、それだから。 卒業式が終われば、学校は卒業出来る。でも、本当に卒業したいのは? たとえば何度も同じ過ちを繰り返してしまう愚かな自分を卒業したい。 たとえば誰かにいつもすがってしまう弱い自分を卒業したい。 たとえば傷つけ合う事でしか問題を解決出来ない、暴力にマヒした 世の中を卒業したい…。学校を卒業すると、新しい何かが待っていて それはまだどうなるか分からないけど、やっぱり新しい風を感じて 嬉しくなったりするのに。人の心もそうやって一つ一つ、違う未来に なるように卒業していければいいのに。 何度となく痛みを与え合い、えぐるように傷を付け合い、 ただひたすらに時を進めて、どこにたどり着けるだろう? 卒業しましょう。明るい明日のために。笑っておいしいご飯を食べるために。 歴史が僕らを問いただす。何のために時を重ねるのかと。 それはきっと繰り返しではなく、新しい季節の積み重ね。 人々の祈りはきっと届いて太陽はずっと見ている。 もうすぐ春が来れば…僕達はこの今から、卒業する。 Everything's Gonna Be Alright. …from 「US」
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