2002年01月16日(水) |
ボーダーヲ、コエテイケ! |
国境というもののない国に生まれた。 だから国境をつつむ、あのちょっとした緊張感を知らない。 テレビで見るそこは、不思議な緊張感に包まれている。 それが対立する二つの国の国境なら、なおの事。あのピリピリと した痛い感じは、ブラウン管を通してでも伝わってくる。 もしこの国に国境なんてものがあったらどうなんだろう? まぁ、まず最初に感じるのは狭さ、かな? ただでさえこの国は狭いのに…まるで青空さえも切り売りされるみたいな 感じ。それに同じ顔をして同じ言葉を喋って同じ色をしている人間を 見て、よその国の人間だと認識するのは、結構バカらしいと思う。 とは言え、それぞれの国の人がそれぞれの考えを持って生きていて、 それを個々の国の在り方と判断するならば、国境は必要なんだろう。 だって考えが違うだけで、いがみ合ってしまう動物だから、人間は。 ちゃんと線を引いて、違う考え方をするのは違う国の人だからと 認識出来るなら、まぁいいのか。何か変な話だけど。 それでも折れない時は?例えば、あまりにも違いすぎて… いや、あまりにも似すぎているのに、相まみえない時は…戦うのかな? 国境を越えて行きたいのは愛だったり感動だったり優しさだったり するのに、国境を越えて行くのは奪う心だったりする。 人の命を奪う、国自体を奪う、醜くて悲しい心だったりする。 早く早く国境を越えて行け。奪う心より与える心が少しでも先に 国境を越えて行けるように…早く早く走り続けなきゃ。 彼らの闘いはまだまだ始まったばかり。 We Say Yeah!! …from 「US」
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