2002年01月11日(金) |
OK、これが僕らのやり方だ。 |
相反する二つの気持ちや感情をかまわずに表現してしまう話が わりと好きです。うちの芝居はそんな感じ。 真剣で不真面目。重くて軽い。悲しくて楽しい。そういうのが理想。 より物語に深みを与えてくれるから。 悲しいだけじゃ苦しいし、重いだけじゃ疲れてしまう。 裏表の気持ちがあってこそ人間で、オチやヌケがあってこそのお芝居です。 思いっきり相手を罵倒し力のかぎりぶん殴ったその手ですぐに、 相手を抱きしめ、アイラブユーとささやくような。 涙が出る程の憤りや悲しみや切なさを相手に抱いてながらも、 帰る時はくせでついその手を取ってしまうような。 そんな矛盾した表現が大好きです。 それを無意味だと矛盾してると蛇足だと嫌いだと思わずにいてくれたら、 なおの事今回の公演は楽しめるでしょう。 一個前の日記に書いたように今回の題材は「戦争」です。 テーマが重い分、しっかり伝えたい気持ちはもちろんありますが、 まぁそんなに構えずに…やはり演劇は娯楽ですから。 そしてこれは快賊船の舞台ですから。やる時ゃやりますよ! だからこそ笑いも伝えたいのです。どんな悲惨な時でも人は笑う強さを 持ってるんだぞと、ね。そんな感じでうちらの新作は進行中。 深く激しく明るく笑顔で「戦争」という舞台を飲み込んで行っちゃいましょう。
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