快賊日記「funnyface」

2002年01月09日(水) YES、ハラヲククレ。

僕らはいつだって戦ってるんだ。もう壊れるくらい。
体を使って言葉を使って感情をぶつけて、あらゆる手段で戦ってるんだ。
傷をたくさん付けてつけられて、せめぎ合って、しのぎを削って、
それでもやっぱりいつだって僕らは戦って、いる。苦いのに。
それは自分をわかってもらうため。相手を理解するため。自分の居場所のため。
親や兄弟と、恋人や友達と、誰かを守るため自分を守るため。
それがまるで存在価値のように、戦っている僕ら。
いつだって冷静でいたいのに、感情に飲み込まれる。
泣いたり怒ったり困ったりヘコんだりしながら、戦う。戦う。
それでもそこに何かを見いだせるなら、すべてYESだ。
痛みも苦しみも悲しみもYESだ。傷も恥も損失も過ちもYESだ。
僕らが戦う意味はそこにある。例えそこで終わってもYESと言えるならありだ。
戦うなら、それしかない。したくない思いもするけど、無駄じゃない。
じゃ、YESと言えない戦いはどうなんだろう?
戦争はNOだ。良い事が一つもない。残るのは傷や痛みなんて生やさしい
ものじゃない。悲惨さしか残らない。
駄目だと分かってやるからこそNOだ。駄目なのに、でもやる…突き動かす
ものは何だろう?駄目だと分かっててもやらずにいられなくする、
その原動力は何だろう?悲惨な現実が待つ事を容易に想像出来るのに
してしまう、人間の狂気めいた愚かさはどこからくるのだろう?
理解が出来ないからNO。くだらないからNO。格好悪いからNO。
戦争なんて結局最初から最後まで全部NOだ。
快賊船CINEMA LIVE vol.10「U S」はそんな話だったりする…。
Don't Tell A Lie. …from 「US」


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