快賊日記「funnyface」

2001年12月14日(金) 僕らは、終わらない旅を始めよう

「GUN FINE」は人の生と死の物語。誰にでも平等に死はやって来る。
本当に平等に…。そんな話。だけど雲一つない快晴の空が似合う話でもある。
人は生まれた瞬間から死に向かって歩き始めている…と、いつか聞いた
事がある。あー、そりゃそうだ。生あるものは形を変え姿を変え、
やがて無に還っていくだ。永遠の命なんてありえない。
だから切なくて悲しいんだ。だから愛しくて大切なんだ。
命に永遠はなくとも、生きてる間のこの想いはきっと永遠で。
ガンバレガンバレ…それは何でもいい。
誰だって何かを感じながら生きている。
目指す夢がなくとも、掲げる理想も持てなくとも、迷いながら苛立ちながら、
抱えきれない自分をもてあましたりしながら、それでも生きている。
命あるかぎり、生きてく。死を自然に受け入れてる人もいれば、
死の恐怖に泣きながら眠りにつく人だっている。
それでもいつか、自分と別れる時は来る訳で…。
ガンバレガンバレ…「GUN FINE」は正しく生きる事を教えてくれた。
それは今を必死で生きる事。いつかの自分の未来のために、必死で生きる。
どう生きるかは、いつだって自分次第なんだ。
自分が生きてた時間はなんて短く、その足跡はすぐに忘れられてしまう
だろう。自分の感じた事も考えた事も、残せるものは一つもないだろう。
それで、いい。それでも自分は生まれたんだ。生きてる今が現実なんだ。
鼓動が聞こえる。脈を打ってる。深呼吸をしてみる。少し喉が乾いて…
それが今生きている事。「GUN FINE」は胸をさす事が多く、思い出という
には、まだ感情が高ぶりすぎる作品。それでも奴らごと船に乗っけて、
また快賊船は動きだす。切なさを…穏やかに流れる風が余韻を残す。
その跡はわりとすがすがしくて。前を見れば、挑戦的な波が飲み込む仕草。
OK!LET'S STAND AND GO!ここからは走って波を切り裂こう。
突き抜けるような高く澄んだ空。よどみのない深く荒ぶる海。うちらには
笑顔と希望と好奇心とさらには自信。視界良好。遮る物は何もない。
快賊船は今、CINEMA LIVE vol.10に向かって全速力で進行中!


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