2001年10月09日(火) |
僕らは生きていく、そのためだけに |
人間の歴史とは何て戦いの連続なのだろう…昔の偉い人が言ったそうで… 確かにそうかもしれない。とはいえ、こんな時代に戦争という名の 戦いはあまりに現実味を帯びてない事のように思える。 例えそれがそれぞれの言う聖戦だとしても…。 人の歴史なんて短いもの。今まで続いてきた歴史もこれから刻まれる 歴史も…すべてを合わせても、この地球という星の長い歴史の中の ほんのわずかな記憶でしかない。そしてその中の個人の一生なんて さらに小さくて…まるで擦り傷程度の形しか残さない。 それでもこの小さな身には、その短くはかない一生がとても大事で… だから少しでも深く長く刻みたいと思ってしまう。 だってどうせ皆いつかは死んじゃうんだもん。だからこそ投げやりではなく 必死で生きたいと願う。どうせいつかは朽ちる運命なら、何でもしたい 好きな事全部やり遂げたい。言いたい事吐き出したい。誰にも何にも邪魔 される事なく、自分の命の終わりは自分で決め、そして見届けたい。 誰かに終わりを余儀なくされたり、不本意に他人の手で幕を下ろされるなんて 絶対に嫌。きっと誰もが思う事。それでも理不尽な行為は自分の意志とは 無関係にやって来て、その身をさらって行こうとするかも。 だったらやっぱり戦う。そのための戦いなら絶対、する。 傷がいつかふさがるように、自分が残した足跡はやがて消えてしまう。 でもそれでいい。だからこそ正しく生きられる。今はただ生きたいと思う。 いつか来る死に恐怖する事なく、卑屈になる事なく、何をどうしてでも 生きたいと思う。快賊だからね。お宝がまだあるから、そのためには 最短距離の真っ直ぐという道を選んで必死であがきまくってでも生きたいと 思う。こんな時代だからこそ、生きる意志の強いものが生き残るんだと 知ってるから。そう、いつかの海賊達のようにいずれ土に還る日がくるまで。 その時にはまた、夢を波にあずけて…でもとりあえず今は、まだまだ道が 長く長く続くであろう事を知っているから、前を向いて生きていく。
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