衛澤のどーでもよさげ。
2008年11月17日(月) 胸肉。

豆乳をパイナップルジュースで割ったものを毎日飲んでいる衛澤です。

或るところから「正面及び左右から撮った胸部の写真を送れ」と言われたので友人をわざわざ呼びつけて撮って貰いました。間抜けなことにやってみるまで気付かなかったのですが、「自分の側面の写真」って自分では撮れないんですよ。
で、そのうちの一枚を無修正で晒してみる、と。
「或るところ」は医療関係です。出版関係とか映像関係ではないです。残念ながら。



「私、脱いでもすごいんです」じゃなくて、脱がないとすごくないって言うか脱いだ方がちょっとだけすごいって言うか。わざわざ御覧頂くほどの体格でもなく、ま、ちょっとした一人羞恥プレイですな。
トレーニングをはじめる前がどんな状態だったか記録していないので判りづらいのですが、ウエイトを使ったトレーニングを一箇月ほど続けるとこんな感じになります。もともとが体脂肪率が高すぎる状態だったのであまり筋肉のカットが出ていませんが、標準的な体脂肪率だったら結構盛々な人に見えたんじゃないかな、と。何より先ず出っぱった腹を何とかしたい。せねばならない。

乳房下部U字切開術で乳房を切除したのは一〇年前。諸々の悪条件が重なって、すべて除去されるべき乳腺が幾らか残されていたり、そのくせ取り去られまじき大胸筋が一部えぐり取られたりして、その上術中ずっと麻酔が効かないままだし一〇年経ってもU字切開痕ははっきりと残っているし、まあ散々なめに遭いました。
そんな無茶苦茶な手術を受けた胸でも、多少大胸筋を発達させてやると、こんな感じで「一見フツー」に見えるものです。大金を支払って杜撰な手術をされてしまった訳ですが、それでもいま以て手術を受けたことを後悔はしていません。どんなかたちに終わったとしても、後悔してはいけない。
後悔するくらいなら受けちゃいけないんですね、性別適合手術は。

そう言えば、この散々な乳房切除術の記録を、私は残していません。内性器摘出術の記録は公開しているし、外性器形成術の記録も取る用意をしていることだし、性別適合手術の一例を最初から最後までひとまとめにしておくためにも、近いうちに文章にしようと思います。
いやあ、ほんとうに散々というか惨々な体験だったので一〇年経っても憶えていますよ、あのときのことは。


エンピツユニオン


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