衛澤のどーでもよさげ。
2008年03月01日(土) 仕事あれこれ。

■冬眠も視野に
ああ、一〇日も更新を休んでしまいました。「どーでもよさげ。」はじまって以来の長期停滞です。実は持病の調子が甚だ悪くて文章を書く元気がなかったのです。
先週の定期通院日には「入院も視野に入れてたけど、やっぱり入院はなしにしましょうか、ちょっと調子もよくなってきたし」ということになっていたのですが、そこから調子急降下してまして。
かかりつけ医との話し合いで、私の持病の具合いは「冬の間はまったく何もできなくなるので、初夏から晩秋まで調子がよさそうな間に仕事をやりだめしておいて、病状がひどくなる冬の間は冬眠しておきましょう」と、今年はそのような予定で投薬スケジュールを組みましょう、ということになりました。
まだ、仕事に手をつけられるほど元気ではありませんが、今月末か来月辺りからぼちぼち執筆を開始して、夏にはフル稼働して冬の分も仕事しておかなければなりません。我ながら難儀な病気持ちです。

■未知の世界に
年末辺りに書いた原稿の掲載誌が続々届いています。
生まれてはじめてSM雑誌の仕事をしました。私は小説家ですのでSM小説を書いたのですが、それがとても難しいことなのだと、実際にやってみて痛感しました。
縄で縛ったり鞭で打ったり蝋燭垂らしたりすればSMになると思っていたら大間違いなのです。勿論、それ等の描写もSM小説を組み立てる材料にはなるのですが、SMの本質的な部分は情緒的なものなのだそうです。本来のSM小説はサディストとマゾヒストの主従関係における信頼や葛藤などが主になる情緒的・精神性が強いものなのだそうです。
今回の原稿は編集部からの依頼があってお請けしたのですが、正直申し上げて、私はSMというものを甘く見ておりまして、編集部からの御指導で何とかかたちに仕上げたものになっております。次号の原稿も編集部から御声掛け頂いているので、次回はもっと勉強してよりよい作品を書けるようにしたいと心づもりしています。

■漫画原作
二箇月ほど前に雑誌に掲載して貰った中編小説が、早くも漫画化されて別の雑誌に掲載されました。これも掲載誌が手許に届いています。中編小説で、漫画にするには少々長いということで前後編になっていまして、今回掲載されているのは前編だけですが、読んでいてどきどきしました。
原作を自分が書いたものなので筋書きは判っているのですが、漫画になっていると何だか新鮮な気分で読めました。今後の展開も知っているのですが、後編が愉しみです。
掲載誌を紹介したいという気持ちもあるのですが、先に書いたSM誌にしても、今回の漫画化作品にしても、衛澤とは別名義の仕事でして、何れ衛澤と別名義は統合する予定ではいますが、いまはまだ伏せておきます。
或る場所では試験的に公開しているのですが、何せ衛澤が書くものと分野が大きく違うので、別名義と衛澤が同一人物であることを公式サイトで公表するには、ちょっとした度胸が要ります。


エンピツユニオン


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