少し遠いスーパーマーケットまで買いものに出掛けました。そこはわざわざ遠出をしてもそこへ行きたいだけの理由があります。鶏肉が激安なのです。安価で手軽な蛋白源として貴重な鶏肉を買いだめに行きました。直ぐに食べない分は冷凍しておきます。
さて、これまで移動手段は自転車のみだった私ですが、昨年末にやっと単車を購入しました。自転車に毛が生えた程度のものですが、エンジンが付いているといないとでは行動半径に差が出てきます。この単車の御陰で遠出もできるようになったのです。
しかしこの単車はほんとうに「走る」だけの装備しかありません。カゴも荷台もありません。それどころか燃料計すら付いていないのです。
だから買いものをするときはハーネスが付いている鞄を提げていきます。今日は両肩掛けのリュックサックを背負っていきました。
目的の鶏肉以外に根菜を数種と長ねぎを買いました。根菜はリュックに収まりますが、長ねぎは長いのでリュックからはみ出ます。はみ出させたまま背負って単車で走りました。
車道に伸びる自分の影。背中から二股に分かれたねぎの先っぽの影も伸びています。
鞄からはみ出る二股の長ねぎ。それは買いものの漫画的記号。買いもの袋からは長ねぎか、そうでなければフランスパンをはみ出させているのが様式美。
でもそれは漫画やドラマの中だけのことと思っていました。
けれども確かに、今日の私はその記号を現実に表していました。こんな風に。
単車で走りながら車道に落ちる自分の影を見て、あまりに漫画的で心が震えました。
【今日の思う】
ドラマ「のだめカンタービレ」の人形アクションはテレビドラマ史上に残ると思う。