衛澤のどーでもよさげ。
2006年12月06日(水) 年末に記録を(その2:服薬編)。

今年も持病の波が大きく変化した一年でした。持病は鬱病ではなく躁鬱病なのではないのか、と度々他人さまから言われるのですが、今年は自分でそう疑ってしまうくらいの高低差でした。現在は落ち着いています。先日この頁に書いた過眠もほとんどなくなりました。

現在の投薬内容を記録しておきます。
他人が服んでいる薬になんて興味がない人の方が多そうですが、服薬中の人には何らかの参考になるのではないかな、と。
すべてかかりつけの心療科医の処方です。

朝食後:
トレドミン25×2錠
半夏厚朴湯×1包

昼食後:
トレドミン25×2錠
半夏厚朴湯×1包

夕食後:
トレドミン25×2錠
半夏厚朴湯×1包
パキシル10mg×1錠

眠前:
ハルシオン0.25mg×1錠
ロヒプノール2mg×1錠

頓服:
セルシン5mg×1錠

このほかにマルチビタミンやマルチミネラルの類いと、プロテインやクレアチンなどの筋肉の発達を促すためのサプリメントを摂っています。これは処方には含まれません。これ等は医薬品ではなく「食品」なので。

昨年九月に海外で性別適合手術を受け、その際に一時断薬をしました。帰国後に既に出はじめていた症状に合わせて処方し直して貰ったのですが、先ず訴えたのは喉が締まるような詰まるような感覚がずっと続いていることでした。神経の緊張から起こるらしいです。これをやわらげるのが半夏厚朴湯という漢方薬です。「はんげこうぼくとう」と読みます。
ほかに、焦燥感や強い不安、不眠などに対応するためにいろいろと試して貰いましたが、結局手術前に服んでいたトレドミンに戻すことで落ち着いています。私の身体にはよく合っているようです。副作用もほとんどありません。

パキシルは、今後も手術のために断薬しなければならない機会が控えていることを考えると、かかりつけ医も私自身もあまり使いたくないと考えていたものです。離脱作用が強く出る薬だからです。
離脱作用とは、別の言い方をすると禁断症状です。飲み続けていたものを急にやめると副作用が出るのです。パキシルの離脱作用はインフルエンザ様の症状、つまり発熱や頭痛、関節痛などです。飲み忘れたために頭痛と倦怠感に悩まされたことがある私は、離脱作用が顕著な体質のようです。
でも、私の鬱症状とパニック障害を抑えておくにはとても合っているようです。

眠前薬も、浅眠や過眠や不眠などの睡眠障害の症状が入り乱れて出ていたのでいろいろ変えて貰いましたが、やはり手術前の処方に戻りました。ロヒプノールはサイレースのジェネリック薬です。
頓服は、主にパニック発作が出そうになったときや出てしまったときに服みます。セルシンは服んでから効果が出るまでが早い薬で、だいたい三〇分もすれば効いてきます。外出するときには御守り代わりに持っていきます。
セルシンには注射薬もあって、鬱のために入院していた頃にはよく御世話になりました。筋肉注射をします。注射薬は昂奮しすぎた人に鎮静剤として使用することもあるようです。

薬を処方通りにきちんと服むことも大切ですが、鬱病の症状を出さないためには必要な栄養をきちんと摂ることも肝要です。鬱症状が出ると食欲が失せますが、胃が受け付けるなら食欲がなくても喰うべきです。喰わなければ症状がひどくなることの方が多いです。

何年か前まで手掌の上でじゃらじゃらと音が立つほど沢山の錠剤を服んでいたものですが、随分少ない薬で済むようになりました。薬自体もさほどきついものを使わずに済んでいます。
欲を言えばトレドミンを毎食後二錠服んでいるのが一錠に減ればいいな、とか、薬がなくても充分な睡眠が取れるようになりたいな、とか贅沢は幾らでも出てきます。でも、あんまり贅沢は言わないでおこうという気持ちでいられるので、まあいいです。

よくなるならよくなった方がいいけど、いまのままでもいいよ、って。


【今日の訃報】
テレビ急逝(-人-)。


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