ビスケットを一ト箱貰った。
ビスケットは好きな菓子だが自分で買ってまでは食べない。幼い頃は「マリー」だとか「チョイス」だとか「ムーンライト」が好きで、やはり自分では買わなかったが、二人いる姉たちがどちらもこういう菓子が好きでよく買っていたので分けて貰って食べていた。
前述の銘柄のビスケットは人気商品らしく、現在も絶賛発売中である。
今回貰ったのは「
マリー」。やっぱりいまでも好きだ。そのまま食べても旨いし、ぼくは湿気ってふにゃふにゃになったものも好きだ。アイスクリームを挟んで食べたりする人もいるらしい。
これを貰ったので、レアチーズケーキをつくってみることにした。
何故ビスケットを貰ってチーズケーキなのかと言うと、「ビスケットを砕いてチーズケーキの台にする」という記事を以前に読んだ記憶が残っていて、やってみたくなったからだ。
ビスケットは粉々に砕いて、溶かしバターを染み込ませてケーキ型に敷き詰めるのが当たり前のつくり方らしいが、我が家にはバターというものがない。嫌いな訳ではないが買わないことにしている。要はビスケットがしっとりすればいいのだろうと考えて、バターでなく豆乳を混ぜてみた。ケーキ型も我が家にはないのでグラタン皿で代用。
そのビスケットの台の上に、クリームチーズと生クリームを等量ずつとその半量のヨーグルト、レモン汁少々を混ぜてよく練ったものを流し込んで冷やせば簡単レアチーズケーキのでき上がり。
……旨い! 見栄えは決してよろしくないが、旨くできた。ビバビスケット、ビバおれ! 思わず万歳。
ケーキ屋のケーキに引けを取らないとまでは言わないが、少なくともスーパーマーケットやコンビニエンスストアで売られているものよりは旨い。……って、ビスケットとクリームチーズと生クリームにヨーグルトと、喰って旨いものばかりを混ぜたんだから旨くて当たり前だよなあ。
これ等の材料でつくる場合は砂糖は一切要らない。ビスケットが甘いからだ。ビスケットの甘味とクリームチーズの酸味で丁度いい味になる。出来合いのホイップクリームを使うなら尚のこと。
ケーキ専門店で買うより安い値段でワンホールのケーキができてしまうのでお得と言えばお得だが、一人暮らしの者がこれをやるとワンホール全部を一人で喰わなければならない訳で。
【今日の聞き耳】
トレーニングジムに集まるボディビルダーの皆さんの雑談によるとEMSよりロデオボーイだそうだが、そんなものを使っている暇があったら腹筋運動やれってさ。