2006年10月02日(月) ぐだぐだついでに。
トレーニングジムに行く機会を逸しすぎて体力が衰えてきたという話を昨日付の当頁に書いた。同じ時期、生活の活動さえもが不可能になっていたので、仕事の方も大きな声では言えないごにょごにょという状態だった。復調したところで遅れを取り戻さねば、と久し振りに万年筆を執ってみれば、自分で判るくらい下手になっていた。
自分の手を自分で動かしているということを疑いたくなるほど筆の持ち方が不器用になっていて、自分が思っている自分の字を、自分の手が書かないという甚だもどかしい状態。学生時代に御世話になった書道の先生が「毎日書かないと下手になります」と仰っていたのはこういうことだったのだと改めて得心する。
文章の方も、雑文は当頁その他で書いているのでさして劣化は見られないのだが、「小説としての」文章は、トレーニングし直さないといけない。字を書いたり運動したりに限らず、大抵のことは毎日やらないと日に日に衰えていくのだと、些か戦慄する。日々精進が肝要。
さて、自分のぐだぐだ振りが自分に対して露呈したところで、更にぐだぐだな部分が。腹である。思い当たるところはある。オリーブ油だ。
日本人はオリーブ油に不慣れだから、料理にオリーブ油を沢山使うギリシアだとかイタリアだとかに旅行して腹を下す人が結構いるのだという。ぼくはパン生地に練り込む程度の少量しか摂っていないけど、はじめてだから腹が吃驚したのだろう。
過日つくったフォカッチャは、まったくの失敗ではないものの、成功とは言えないできだった。分厚いナンのようなものができた。やっぱり炊飯器での発酵は難しい。もう少し寒くなったら炬燵でやってみよう。
腹が下ってちょっとばかり食欲も失せているから、これを利用してこのままプチ断食に突入してみる。規則正しい食事は健康な毎日を過ごすためには必須だが、たまにその規則を乱して身体に刺激を与えるのは、決して悪くないことらしい。
但し、いきなり喰わなくなって、断食後にいきなり通常食をどかっと喰うと腹だけでなくいろんなところがおかしくなるので、断食してみようという人はかかりつけ医などにやり方を教わってからにしてください。ぼくは、過去に経験した大腸ファイバー検査(腸カメラ検査)のためのボンコロン食を応用してやっている。
空腹感が窮まると幻を見る、というのは、漫画などの表現上の手法であって現実にはないものと思っていた。しかし、実際にも起こり得るのだと、ぼくは大腸ファイバー検査前日の絶食時に実体験を以て知った。あまりの空腹のために動けなくて、ベッドに横たわってぼんやりしていた目の前に、妙な現実感を持ってラーメンが見えた。入院中の病室でのことだ。
それ以降にも数回、似たような経験をしたのだが、空腹の極限に見る幻は何れもラーメンだった。さほど好物でもないのだが、どうしてだろう。
【今日の豪勢】
プライムタイムの四時間を費やすとは、10ちゃんの名に賭けてがんばっている。