ふと思い出したのだが、ぼくがはじめて海外へ行ってはじめて腹を切って内臓を取り出す手術を受けたのは、昨年の九月四日だった。
余談だが「内臓を取り出す」という話をする度にぼくはどうしても「内臓もうないぞう」と言いたくて仕方がない。言うと聞いた人がどっと疲れるので言わないように気を付けてはいるが、我慢するのも結構大変だということを、今日この頁をお読みになったあなたには知っておいて頂きたい。
さて、更に自分でつけた昨年の記録を確認してみると、手術を受けた日は日曜日だった。彼の国でも日曜日はお休みのはずなのに手術してくれたんだねといま更思う。
そしていつの間にか一年が過ぎたのだとちょっと吃驚する。手術を受けた本人としては、もう遠い昔のような気がしている。たかだか一年しか経っていないなんて、つい最近のことじゃないか。
腹を切って一年も経たないうちに今度は目蓋を切った。これも術日から一週間ほどしか経っていなくて抜糸も済んでいないのに、もう随分以前のことのように感じる。年を喰ったから時間が経つのを早く感じるようになったかな、と考えてみたが、もっとよく考えてみるとぼくは高校生だった頃から「気が付いたら長い時間が経っていた」ことが多かった。タイムワープ経験者だ。
原稿用のペン(当時は何故かロットリングを使っていた)を持って原稿用紙に向かい、ふと壁掛け時計を見上げると時計の針が二時間分くらい大幅に動いていて吃驚することが度々だった。これを「集中力がある」とするか「長時間ぼんやりさん」とするかの判断はぼく以外の人に御願いするとして、時計を見上げたときにその原稿用紙は真っ白のままだったことの方が多かったことを付け加えておく。
ぼくは
このFlashが非常にとても大変気に入っていて、あんまり好き過ぎてとうとう
このCDを買ってしまった。これが今日届いたので早速トラック6ばかり聴いてうっとりしている間にやっぱり一時間ほど経ってしまっていた。すっかり異世界にトリップしていた。こんなぼくをあなたはおバカさんと言うだろうか。
ちょっと自分でもアレだなと思ったのは、この曲のヴォーカル部分はヒンドゥー語でしかも意味をなさない語の羅列なのに、ちゃっかり日本語で口ずさめてしまう自分がいたことさ。いい感じいい感じ〜。
【今日の幼い夢】
大きくなったらアメリカンショートヘアになるんだ。