衛澤のどーでもよさげ。
2006年07月29日(土) のどいがいが。

先日、大阪へ出向いた日のことです。愉しい一日を過ごした後、最終電車を逃がさないように帰宅しなければ、と思っていたのですが、同席していた友人が「泊まっていけ」と言ってくれたので、甘えることにしました。
しかし、この日は当日のうちに帰宅する予定でいたので、眠前薬つまり眠剤を持っていなかったのです。ぼく自身も就寝時までこれを忘れてしまっていました。

それでも、寝つきが悪くとも眠りが浅くとも、短い時間でもうとうとするくらいはできるだろう、と考えていました。高を括っていたのです。深夜一時に消灯、その後、早朝六時三〇分に友人の目覚まし時計が鳴り出すまで、一睡もできませんでした。眼は眠くなるのですが頭の中ははっきりと覚めていて、一向に眠くなりません。
自分の不眠がこれほど頑固だということを、すっかり失念していたのでした。

更にその後、帰宅して部屋の掃除をして入浴をして、食事を摂って、その時点で午過ぎになったのですが、それでも眠くなりません。不眠が二七時間続いています。流石に屋外を歩きまわると目眩が起きますが、全然眠くないのです。
眠剤を服んで眠ってしまうこともできたのですが、半端な時間に眠って生活のリズムを崩してしまっても不味いと思ったので、日没までは起きていることにしました。その間に仕事をしたかったのですが、眠くない頭でも不眠が続きすぎていると碌にものごとを考えることができません。何もできずに時間を過ごすことになりました。

最終的には連続不眠は三七時間で終わらせることになりました。そのままではまったく眠くもならないのに、眠剤を服むと小一時間ほどで眠ってしまうのだから薬の力は大変なものです。
しかし。
睡眠不足というのはてきめんに体力や抵抗力を奪ってしまうのだということを、体感することになりました。眼が覚めたら喉が痛くて頭が痛くて身体が重怠い。如何にも風邪の症状です。冷房を早めに切るのを忘れていたのも決してよろしくありませんでした。

体力が落ちているところに冷房で冷えて乾燥した部屋で長時間眠ったせいで先ず喉をやられ、それから諸症状です。熱は出ていませんが、もしかしたら熱が出た方が治りやすいかな、てなこと考えながら、具合いが悪くなっていなかったら見ることができない予定だったオーサカキング開幕特別番組を見ています。
まる一日半眠らなかっただけで体力は落ちるし内臓(特に消化器)の調子は悪くなるし、これでもかというくらいに肌が荒れるし、睡眠不足はほんとうに怖いです。

みなさんにはどうか健やかな眠りがありますように。


【今日の興味津々】
「マクベス」で魔法の薬を煮込んでいた魔女は、やっぱりこまめに灰汁取りしたのだろうか?


エンピツユニオン


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