2006年05月10日(水) みみみるみみかき。
短編五〇枚の初稿がようやく書き上がって一ト息ついている衛澤です、まいど。
五〇枚に一〇日も掛かってたらいけないではありませんか、とも思いますが一ト先ず結末が付いたのでよしとします。初稿が仕上がらなかったら決定稿も仕上がりませんからね。
季節柄か、崩れ気味だった体調も安定してきましたので、一気に短編を二篇仕上げて、九月末までに長編を一篇……と予定を組んではいるものの、上記の通りの遅筆ですからどうなることか判りません。
持病のために体調が崩れるときというのはえてして浅眠になりがちで、先月半ば辺りから今月初旬にかけて、やはりそんな感じでした。厭な夢を高確率で見てしまったり、二時間置き(レム睡眠とノンレム睡眠の一周期)に覚醒したり。それから、耳の中があまりに痒くて眼が覚めることもありました。
眼が覚めるほどの耳の痒みとはどれほどのものなのかと自分でも思うのですが、痒くなる心当たりはあるのです。ぼくは耳掃除がとても下手なのです。
耳の穴に耳掻きを突っ込むのが怖いのです。妙なところに突っ込むと痛かったり鼻腔が痒くなったりで奇ッ怪な声を上げてしまったりします。中が見えないので何処へどのように耳掻きを差し入れれば痛くなかったり突飛なところに刺激がいかなくて済むのか見当も付きません。上手に耳掃除ができる道具や方法はないものかとときどき探します。
「光る耳掻き」というものを時折見掛けて「これはいいかも」と思うこともあります。でも購入は見合わせています。耳掻きの先が光って、暗い耳穴の中もよく見える、というのは便利な機能だとは思うのですが、幾ら明るくなっても自分の耳穴の中は見ることができないのですよ。鏡を使っても駄目です。デンタルミラーで自分の奥歯が見られないのと同じです。
「自分で自分の耳の中がよく見える耳掻き」というものは、まだ発明されていないのでしょうか。自分の胃の中や腸の中は見たことがあるのに耳の中は見たことがないというのは、何だか釈然としません。
【今日のいつでも夢を】
「近頃の子供は夢がない」のは、大人が夢を見ることを忘れているからではないのかな。