衛澤のどーでもよさげ。
2006年04月02日(日) 胡蝶とも邯鄲とも。

ぼくは駆け出しの芸人だか俳優だかだった。
新しいドラマの撮影現場にいて、或る人にとても気を遣っていた。その人は、ぼくが幼い頃はコメディエンヌやリポーターをやっていたけど現在では大女優と呼ばれるYズミPン子さん。Pン子さんはその現場では女王さまで、誰もが彼女の言うことのすべてを聞き入れなければならなかった。彼女の命に背くことは芸能界での生命をその場で断つということでもあった。

息苦しいまでに緊張してPン子さんとの現場を重ねるぼくという若手は、或る日、何故かPン子さんに御食事を御用意する役目を仰せつかる。Pン子さんはスパゲティミートソースが好物なのでそれを調理して差し上げることになったのだが、Pン子さんは大変なグルメなので麺のゆで方ひとつでぼくの芸能人生命が左右されることになる。
ぼくはとてもとても慌てて焦って緊張して、どうしていいか判らない状態にまで追い詰められた。

そこにとてもよい相談相手が現れる。Pーターさんである。Pーターさんはとても料理が上手で芸能生活も長いからきっと助けになってくれるに違いない。
Pーターさんだって駆け出しのぼくにとっては大先輩で、口を聞くのも畏れ多い存在のはずなのだがPン子さんよりはずっと話しかけやすく、ぼくの相談にも気易く応じてくれた。
さて、Pーターさんが与えてくれた解決策は―――。

というところで、ぼくは目覚めました。つまり、上記の内容はすべて何の脈絡もない昨夜(今朝)のぼくの夢です。
こうして改めて文にしてみると何だか馬鹿馬鹿しいのですが、夢の中でぼくはほんとうに追い詰められて精神的に苦しくて、問題解決に限りなく近付いてはいるものの解決しないままに夢を終わってしまったので、とてもブルーな気分で目覚めました。目覚めた途端に疲れていました。おまけに窓外は暴風雨でした。

YズミPン子さんもPーターさんも実在の俳優さんですが、ここに書いたのは飽くまでぼくの夢の中でのことであって、実際の御二人とは何ら関係がないことは改めてお断りしておかなくてもみなさんオトナですから大丈夫ですよね?


【今日の明らかな差異】
「満足感」と「満腹感」とは違うところに生じる。


エンピツユニオン


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