衛澤のどーでもよさげ。
2006年03月17日(金) リフレインで叫んでいる。

いまは解散してしまっているのですが、ぼくは筋少こと筋肉少女帯というバンドの曲が好きで、高校に通っていた頃からよく聴いていました。しかしここ一〇年くらい遠ざかっていて、その間のいつだか判らない時期にこのバンドは解散してしまったのだそうです。
そんな噂も聞いていましたが特に熱狂的なファンという訳でもなかったので「ははあ」などと思いつつも遠ざかっていました。

最近、何故だか急に彼等の曲を猛烈に聴きたくなって、メジャーデビューの頃からずっと筋少ファンの友人にごっそりCDを借りてきて聴いています。筋少のヴォーカルであるオーケンこと大槻ケンヂ氏が書く詩はカルトでオカルトで、取り上げるテーマやモチーフの趣味がぼくととても似通っているのでおもしろいのです。
割りと哀しい物語をハードロックに乗せて滔々と語るので、オーケン氏は「ヴォ−カリスト」と言うよりは「吟遊詩人」なのだなあ、とぼくは思っています。

ここ数日、筋少を聴きながら仕事をしたりトレーニングジムで有酸素運動をしたりしているのですが、はげしい曲のリフレインの部分でオーケン氏がときどき「御一緒に!」という合いの手を入れるので、思わず一緒に歌ってしまうのですよ。「踊るダメ人間」とか「タイアップ」とか。
♪ダーメダメダメダメにーんげんダーメにんげーんにんげーん♪と手振り付きで歌いながら「駄目なのはおれじゃねーか」とは思いはするのですが、駄目は急には治らないのですよ。ね。
「マタンゴ」なんかはいまだに暗唱できますしね。してしまいますしね。どうしよう。

「タイアップ」という曲の冒頭では、オーケン氏が一句詠むのです。
「コアなファン捨ててもほしいタイアップ」
哀しい、哀しいよ……! アルバム「UFOと恋人」(「タイアップ」が収録されている)の裏ジャケットにコラージュされた「ロックじゃ食えん!」という言葉と思いっきりシナジーだよ!


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3/18〜19は他府県出張のため当頁の更新はお休みします。しますったら。


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