衛澤のどーでもよさげ。
2006年01月16日(月) 映画の栄華。

映画「ハリー・ポッターと炎のゴブレット」を観てきました。

「炎のゴブレットを手に入れるため、ハリーは仲間とともに広大な迷宮に挑む!」という感じの御話かな、と勝手に表題から想像していましたが、違いました。「炎のゴブレット」というのは「レイダース」のアークみたいなものかなあって。原作本は購入したものの包装を剥がないまま手離してしまったもので。「アズカバンの囚人」までは読んだのですが。

映画は……薄味?
上映時間が157分(うち20分近くはエンドロール)と前三作よりも長めになっていますが、原作も上下分冊になっていることだし、半端に尺を伸ばすくらいなら前後編にするなどして二本に分けた方がよかったのではないかと思いました。一年の移ろい方が前三作に比べて判りづらかった。
後半の「迷路」は原作でもあんな感じだったのかなあ。冒険系ファンタジイのファンとしては喰い足りないような……「迷路=地下砦城」とまでは思ってはいないつもりですが。
あの迷路やガレー船を潜航させる案は、如何にも女性の発想だと思いました。

キャストの男性陣はクラム以外みんな髪が長くてうっとうしかった。クラムのファストネームはビクトール。和風に言うと「勝彦」か(勝手に訳すな)。
クィディッチ観戦の場所は上の方がいいのではないのでしょうか。ほとんど空で行なわれる競技なんだから。間違ってますか。
取り敢えずの今作の見どころは
・ハリーあわあわ入浴シーン
・ハーマイオニーのドレス姿
の同率一位です。ちっちきちー。ロン役のルパート・グリントくんの細かい演技は全作通して愉しめます。表情の小芝居が巧い。

「ハリー」本編よりも、予告編で気になったものが。
SPIRIT」。ジェット・リーさんの三節棍演武の動きが素敵すぎーッ! 何しろうつくしい! 強い拳武は流麗でもあるのですよ……これだけで観賞料金はペイしてしまうでしょう。
もしも「リー・リンチェイ少林拳演武」なんてDVDでも発売されようものなら私は間違いなく購入するでしょうし、うっとりとしながら何度も何度も繰り返して延々と何時間も見続けるに違いありません。それほど彼の演武はうつくしいのです。……演武DVDが出るなら全編単演がいいな。
リー・リンチェイ時代から(むしろ当時の方が)好きです。「少林寺」を劇場で観て以来のファンで、この映画がなかったらおいら少林寺拳法やってなかったよってくらいに人生左右されてます。リバイバル上映でもされたらもう一度入門し直して白帯からやり直すかもしれません。初段取ったときと名前や性別が違うしさ。


【今日の叛逆】
ドラマ最終回までに「白夜行」を読破したい衝動。でも品薄。


エンピツユニオン


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