2005年09月30日(金) 天高く。
帰国してから二度目の心療科受診の日です。受付してから診察までの待ち時間を利用してのホルモン注射にも行ってきました。こちらは帰国後はじめてです。
いまの病院に転院してから注射が痛くないのでとても有難いです。二週間に一度、薬液が身体の中に入ってくる痛みに歯を喰いしばって耐えていた六年間がうそのようです。
内性器摘出を済ませたので投与量もこれまでの半量程度で済みますし、手続きに着手しはじめた戸籍訂正が叶えば、健康保険が適用されるらしいです。
帰国後は心身ともにすこぶる調子がよく、長時間外出していると頚周辺の筋肉がひどく緊張して目眩を感じることがあるのと、睡眠が浅く短時間を継ぎ合わせた睡りしか得られないことを除けば、何も不都合はないと報告すると心療科医先生は頷いて仰いました。
「ほんとうに元気になりましたね」
話し方や態度を、渡航前と変えたつもりはまったくありません。けれどもいまのぼくを見て心療科医先生が感心したようにそう言ってしまうほど、渡航前のぼくは見るからにしんどそうだったのでしょうね。
もともと、年が明けてからのぼくはとても調子が悪く、その上渡航直前には手術に備えてすべての服用薬を断たなければならず、そのため動けない日もめずらしくはありませんでした。
でも、いまは気分も体調も良好です。御陰さまで眠剤と目眩予防の漢方薬以外は服まずに済んでいます。いろんなことに挑戦したい気持ちで一杯です。これはきっと、気候がさわやかなせいだけではないでしょう。
心療科医先生には「でも、無理はしないように」と釘を刺されてはいますが。
いま一番何をしたいかと言えば、何処かへ出掛けて高い空と涼しい風の秋を満喫したいというのもありますが、やっぱり書きたいです。「衛澤」として御話を書きたいです。
いま、衛澤への執筆依頼があれば、きっとふたつ返事でお引き受けすると思います。稿料が限りなく安くても。
【今日の残念】
CATVで「キューティハニー」(サトエリさん主演の方)を観る。……銀幕で観たかったよう。と泣きそうになるほどのでき映え。1800円支払っても惜しくない愉しさ。
「FFAC」のティファもすんごくかわいくて吃驚したけどサトエリさんもめっさかわいいぞ。