2005年01月23日(日) 驚愕。
今月はじめに「たくわえ君」を購入した。早い話が備蓄米。古米とか古々米とかいうやつ。私のよーな者がひとりで喰うにはそれほど高価なものは必要ないし食費は安く上がった方がよいので品名指定で買ってきた。
流石に安価な古い米なので加熱する前も加熱した後も色が黄色みがかっていて匂いもよくない。でもそれでよいのだと思っていた。
数日後、実家で米を貰った。他県に住む伯母が送ってきてくれたのだが別方面からも米を貰ったために余剰しているというので貰ってきたのだ。新潟産こしひかり。5kgで4000円を越えるという高級米。ちなみにたくわえ君は5kgで1700円と少し。
値段が高ければよいものだとは言わないし言いたくもない。が。
最近までたくわえ君を食べていた舌が声を上げそーなくらいに吃驚したのさ、こしひかりを喰って。
泣くほど旨いの。
加熱前の色から違ったものな。こしひかりはほんとうに光を放ちそうなほどのうつくしい乳白色だったよ。炊き上がりは透明感のある白色。炊飯器を開けると芳香がしたさ。炊きたてのこしひかりは、おかずだとか調味料だとか用意しない方が絶対的によいという旨さ加減だったのさ。
その米を喰って、「これが倖せだ」と思った。「いただきます」と「御馳走さま」のときに手を合わせる意味を実感した気がした。