衛澤のどーでもよさげ。
2005年01月07日(金) 寝過ぎ。

世の中には「睡眠障害」というものがあって、概ねそれは二タ通りに分けられます。いわゆる「不眠」と「過眠」とがあるのですね。私はここ1年ほどこのふたつを交互くらいのペースで迎えています。トータルでバランスが取れているのかもしれませんが、不眠も過眠もどちらもしんどいです。
現在は過眠の状態にあります。起きたいのに起きられなくて仕事をしたいのに眠気その他により集中できなくて仕事にならない、とそんな感じです。過眠を緩和させるために心療科で相談した上、投薬内容を変えて貰いました。

年末年始で病院も休みになるために定期注射のリズムが狂ってこれもしんどいですね。過眠による怠さとホルモンバランスが崩れるために起こる怠さとが絶妙なハーモニーで私に襲い掛かっております。私の身体の上だけ重力は地球上の6倍、という感じです。

注射と言えば。
今日見た「3年B組金八先生新年スペシャル」でGIDの少年鶴本直はホルモン投与をはじめるところでしたね。このひとつの事象で2時間ドラマの約半分を使うとは思ってもみませんでした。

鶴本が3B生徒だったシリーズから3年が経過しました。つまり彼は今年18歳になる。本人の意志と両親の承諾があればホルモン投与をはじめられる年令だな、と思っていたら取り上げられていたのはズバリその話題で。はじめての注射のその日がとんでもない事件のように描かれていたので、その感慨を私は忘れかけているなと我が身を省みる次第です。
実際のところ、注射したその日より翌日の方が大事件になるのですけどね、当人にとっては。

ホルモン投与前の姿のFTMに勘違いで惚れてしまう奴、やっぱり出てきたか(笑)。勘違い惚れした奴は運よく(?)3B生徒できちんと事情の説明を専門の智識を持った人から受けられたのだけれど、一緒に説明を受けた同級生の中には鶴本がホルモン投与を受けることを「勿体ねえ」と言った奴もいたのな。非当事者の正直な気持ちなのかもしれん、と思いました。

この一連のエピソードは鶴本を稀代の美少女上戸彩さんが演じているから成立したのかもしれません。返して言えば、ホルモン投与をはじめてしまった鶴本を、今後彼女が演じられるのか否かが疑問になってきます。
髭が生える。筋肉がつく(鶴本は筋肉トレーニングしているし)。声が変わる。そうして男性として変貌する鶴本と女性としてうつくしく成長してゆく上戸さんとのギャップはこれからどんどん大きくなってゆくでしょう。

鶴本がほぼ主人公扱いになっていた前シリーズ本放送時に、番組サイトの掲示板で「3Bの生徒たちは直(鶴本)を受け容れると簡単に言ったけれど、これは直が美少年であるからで、たとえば10年後の同窓会などに直が髭熊のごつごつしたオッサンの姿で表れたとしても受け容れられるだろうか?」という疑問を、或る当事者が投げかけていました。その答えは果たして番組シリーズの中で見られるのでしょうか。
髭熊の上戸さんも見てみたい。上戸さんのままでいくとしたらCG合成と特殊メイクしかあるまい。しかしそれでは上戸さんが演じる意味なしではあるまいか。などと他人ごとのように考えています。いや、他人ごとなんですが。


エンピツユニオン


Copyright © 2004- Soh Ezawa All Rights Reserved.