2003年10月03日(金)
ワークショップ始まる

今日(正確には昨日)声と体のワークショップ〜日本語を遊ぼう、が始まった。参加者15名。リピーターも三分の一ほど見えて、嬉しい限りだ。初日は足場の悪いグリーンドームの会議室での開催だったので、当初のメニューのいくつかは割愛したが、部屋の中央にでんと居座っている円卓(部屋のほとんどのスペースを、この円卓が閉める会議室だった)をモノともせずに、参加者は四隅に分かれてそれぞれ工夫をこらした群読を稽古する。今回は、小さな紙切れに、あ、とか、きゃ、とかの文字をそれぞれに書いてもらい、それを17枚集めて、シャッフルして、意味無し俳句を作り、朗読する、という課題だった。その俳句を輪誦する段になって、できあがった俳句が詠みにくくて苦労する班もあれば、らくらくとこなす班もあり、それはそれで楽しい小発表会となった。

もうグリーンドームで開催することはないと思うが、担当者の言うことがそのたびにころころ変わるのには正直、閉口した。ひとによって、声を出してもいいと言ったり、声を出しては他の使用者のじゃまになると言ったり、フリースペースを自由に使って下さいと言ったかと思うと、けんもほろろにそんな話は聞いていない……。やはり賭け事が専門の場所だけあって、転変が激しいのだろう。

しかも、この時代にロビーで堂々とたばこを吸わせている。たばこ用の換気扇付き灰皿には山盛りの吸い殻が積まれ、それだけでもすでにロビーはたばこの匂いで充満している。その上、そこでたばこを吸う人間が十数人。ロビーは煙だらけだ。一瞬、タイムスリップしたかと思った。前橋市民として恥ずかしい限りだ。

グリーンドームはまったくグリーンではなく、グレイだった。


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