::KEiMOの世界::



MEMO  2003年11月19日(水)
今朝は、直行で大野事務所へ。
ゴミ収集車の来る時間に合わせて、8時半迄に着かなきゃいけないけど、
家からドアtoドアで15分だから1時間半も寝坊できて嬉しい。
(まぁ、それでも一度アリッサを送り出すため起きなきゃいけないけどさ...)

そんなわけで今日も、8時半きっかりに事務所着。
事務所と言っても普通のアパートの1室だから、端から見たら

  
  朝帰りかしら?


と思われてるかもしれん。。。
や、マジで実際その時間て、近所のおばちゃんが立ってんだよね。
あれは絶対ゴミ出しチェックしてるんだろうな。
頭にネットかぶったおばちゃんが、ゴミネットのチェックしてる。
ついでに、ストレンジャーのチェックもしてる。。。怖ぃょぉ。


心の中の声は表情に表れるかもしれない。
そう思ったあたしは、

  
  あたしは朝帰りじゃありませんよ〜、ここは事務所ですよ〜


と唱えながらおばちゃんの視線を感じつつ階段を登る。
事務所に入るとまず頼まれていた書類が長机の上にあるのを確認。
と、その上に


  榊も取り替えておいて


とメモが置いてあった。
うぅ、先にわかってたら買っておいたのに。
ドアtoドアの15分の内、10分は大野駅から事務所までの徒歩にあたる。
駅まで戻んないと花屋なんてないし。往復20分て結構面度っすよ。
と、言ってみても一人なのでしかたない。

とりあえず、掃除&ゴミ出しを終えた。
まだ9時前。花屋が開くのは10時...

ほけーっとしてみた。
すぐに飽きた。

PCたちあげ、マインスイーパ起動。
上級クラスのハイスコアランキングにKと入れておいた。
小さな自己満足に小鼻を膨らませていると、


 がちゃっ


N氏が入ってきた。


  おはよーございます。
  榊買うため花屋の開き待ちっす。


かるく言い訳した。
二言三言会話し、N氏は現場へ立ち去った。


 ・・・


まだ9時前。暇だ。


 がちゃっ


忘れ物でもしたんでしょうかね?
PCの画面そのままに顔だけ出したら、O氏だった。


  おはよーございます。
  書類、これですね?
  ゴミ出し、掃除は終わったんですけど、
  榊買うのに花屋がまだ開いていないので...


つっこまれるまえに説明しておいた。


  あっそう。
  じゃ、開くまで駅前で茶でもしてたらいいじゃん。


無事に?報告も終わったので再びPC前に座る。
背中合わせの机にO氏。
なにやら施主からクレーム電話を受けたようで..
受話器を置いてすぐに下請け業者にかけ直し、


  頼んでおいたあれ、どうなってる?
  それじゃねぇよ、あれだよあれ!
  んー、んー、んん?おい、ざぁけんじゃねぇぞ!
  ○×□×ё*‡仝!!!!!


ひー。
業者さん、ご愁傷様です。
とばっちり受けない内に避難しよう。


  あのー、じゃぁ駅行ってますね。。。


大野の駅には改札出てすぐにあたしのお気に入りカフェがある。
すっかり冷え切った手にホットショコラを持って壁際の席に座り
駅を行き交う人々をボケーッと眺め小さな幸せを堪能していると、
ふと隣の席に座っている女性が視野に入った。

30代後半〜40代前半といったところかな?
なかなか綺麗な顔立ち。
ちょっとオリーブちっくな洋服の着て「雑貨が好きなんですぅ」
みたいな彼女は、テーブルの上に2本のボールペンを置いていた。
時折、思い出し含み笑いをする彼女。
なんか気になる。

不快に思われない程度にこっそり観察。
すると、カバンの中から3枚のメモ用紙を取り出した。
住所らしきものが書いてあるメモはすぐにカバンにしまわれ、
1枚のメモだけがテーブルに残された。

A4用紙を四つ切りにした位の白いその紙には、
真ん中に赤いボールペンで大きく






  ち く わ


 チョコレート






と書かれていた。
オリーブ少女が書くようなかわいらしい字だった。
それくらい、メモしなくても覚えられそうなものだが。。。
それよか、その2品でいったい何を作るのだ?
しかも、その紙をじーっと凝視する彼女。

あやうく花屋のオープン待ちだということを忘れるとこだった。
人間って面白い。








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