| 2003年01月12日(日) |
どれみ49話(とりこ) |
おジャ魔女どれみドッカーン!49話「ずっとずっと、Friends」
まだ頭がボワ〜としてますけど、書き留めておきたいので思い付くまま。
うーーー凄い。客観的な作品の出来からしても、個人的好みから言っても40話の方が上なんですけど、繰り返し見てしまうパワーはこっちの方がある。特にはづきがプリン食べる場面から後は何回見たかわからないくらい。
ここのとこ、40話のグラスなぞるシーンを思い出させる。 悩むどれみ、グラスを指でなぞる音→「聴こえた」→雨とガラス作り+音楽 悩むはづき、プリンを口に入れる→「美味しい」→雪と薬缶の蒸気+音楽 晩秋の冴えた空気と雪に閉ざされ静まり返った空間、張り詰めた心が何かに触れた(聴覚、味覚)ことでほわんとときほぐれ、潤いと温もりが生まれ、時間が緩やかに流れ出す。。。。んん〜何度見てもたまらんのですー。
そして「どう?」と問いかけ、答えへ向かうきっかけを作るのが、あらゆることを知り尽くした老女であり三年足らずしか生きていない幼女、という面白い対照をなしていて。(どちらも見た目は精神年令に合致してませんが) そう、今回のハナちゃんは40話の未来さんに匹敵する役割を果たしていたと思うのですね。
はづきを遠慮無く叱りつけ、無邪気に元気づけるのはハナちゃんしかできない。あいちゃん等三人は年相応の洞察力を身に付けてしまってるもの。小学六年生にしては大人びてる気もするけど。 (それを言うならハナちゃんこそえらいこと大人な二歳児だよなー) まぁつまるところ今回のハナちゃんちー!がめちゃ良かったてことで。 細田目(ちょっと変型?)になったり、傘ぶんぶん振り回したり、帽子かむってほっぺ赤くなってたりー。うーーかわいい。
他に気に入ったとこ。 こちゃこちゃ動く背景の子供達。くるりん玉木は言うまでも無く。 折れる芯と転がる鉛筆。 「美空中!」はづき&どれみ、の脇のあいちゃんとおんぷちゃん。 プリンに突っ伏すあいちゃん、の後の揺れるプリンとどれみの後ろ姿。 やたらプリンにこだわるハナ。(そういや好物だったね) あたふたした挙げ句ゴミ箱に身を隠すはづきっち。 階段で見上げるどれみ×2(二人の位置関係が)。たかたか走るのも。 下校風景。雪の日はいつもより遠く長く感じられたもの。 はづきの赤くなった手の甲。クライマックスへの伏線。 走るはづきとぐんぐん近付いてくるような廊下。急に立ち止まり半歩戻る。 繰り返し出て来ては途切れるFriendsのモチーフ。 マジョリカ雪だるま(笑) 雪、雪、雪、、、、、
場面で一番「おお!」と思ったのはやはり二人が街角で向き合うカットでしょうか。シンメトリーの緊張感。その後白くなった背景の真ん中で抱き合うのも美しいし。
でもやっぱり音楽だなー。音楽と画面、そしてキャラクターの心情の絡み具合が。 とりわけ、あいこ、ももこ、おんぷがそれぞれの居場所で練習し、はづきが「どれみちゃんと一緒に演奏したかったんだ」とバイオリンを好きになったきっかけを思い出し、自分がFriendsを作った本当の理由に思い至る、同じ頃どれみが「はづきちゃんらしい曲だ」とはづきの性格に気付き、Friendsに込められた思いを理解する、その背後に流れる静かなピアノ。(しかしこれは#のけんか話見てないと良く分からない台詞だよね。かくいう私はその話を見返した上で更に何度も見てからようやく^^;) 一旦途切れた曲は、はづきの告白が受け入れられると共にバイオリンの主旋律で改めて奏でられ、重なるピアノ、ギター、フルート、ハーモニカ。 この場面、演奏シーンも凄いんだけど、それだけじゃないのよね、繰り返し見させてしまうのは。 じゃあ何かと問われると困るけど。
40話が予想を遥かに越えて「くーーーーっ、これが見たかったのよ!!!」の連続、期待以上、満足しまくりだったのに対し、今回はちょっと意外?の感もありながら、結構いいよねえ、と思えました。 この感じ、もっとみてみたいなあ。
とりあえず後番組に期待、していいんでしょうか??
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