地元のショッピングセンターに入っていた、ハンバーグ系ファミレスチェーンが撤退したという話を聞いた。さもありなんと思う。以前、一度入ったことがあるが、料理の質や値段はともかくとして、もう一度行きたいとは思わなかった。
なぜなら、店の入り口に貼ってある入店の注意書きが何条もあってそれをみるだけでおなかいっぱいになってしまったからだ。いわく、「着席してもご注文を頂けないお客様は退店していただきます。」「浮浪者のような格好のお客様はご遠慮ください。」等々。そんな無茶な要求ではないが、そういう文言を何カ条もみせられては、こっちが微妙に委縮してしまう。
わざわざ、外食にいって、そんな微妙にいやな思いをしなければいかんのだといらついていたら、しばらくして撤退ということで。まあ、すくなくともここら辺の土地にはあわないチェーンだったんだなあと思っちまうわけで。でも結構大きいチェーンだから、他の地域、または他の国ではあのスタイルで受け入れらるのかもしれない。
しかし、日本の場合、一流の店というのは、客の格好で差別をしないというのが一つの美学であるという話を聞いたことがある。それこそ、ホームレスの格好でも大事な客としてあつかうらしい。そう考えると、ドレスコードとか、ジャケット着用みたいな客側に一定のハードルを越えることをようきゅうするのはむしろ西洋系の発想になるわけか。
日本の茶室のにじり口とかは、むしろ逆に強制的にハードルを下げさせている行為ともいえるわけで。どんな身分でも、亭主にとっては等しい身分の客として扱うわけか。そういや、60〜90年代ぐらいの日本が一番理想の社会主義社会に近いといわれていたけど、そういう平等の発想がでたのももしかしたら日本に伝統的にそういう平等の概念を受け入れる素地があったからかもしれない。
まあ、日本的な客商売精神って徹底されるとかっこいいわな。儲からんかもしれんけど。
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