浅間日記

2014年03月20日(木)

3日間ものあいだ留守居をさせられた小さいHが、
身体を張って母を求めて、反乱。

39度オーバーの高熱に、激しい咳。
荒い息をする身体をさすりながらウトウトしていたら、
急に静かになった。

どうも変だ、と思って灯をつけたら、
まん丸の目を開いていて、全然動かない。

なんか変だよというと、Hが飛び起きて、
息をしていないぞ!と言う。
目玉が上の方に上がっていって、白目がちになっている。

一瞬、これでサヨウナラなのか!と思い詰めた。

慌てに慌てて、救急車を呼んで、最終的には事無きを得た。

救命士から、まあ救急車をよんでしまうのも仕方ない症状ですからね、と同情される。

熱痙攣というのは、その程度のものであるらしい。

そうだけれども、3人の乳幼児を育ててきた経験上、
これは間違いなく、最大の出来事であった。



ここでサヨウナラなのか。
自分はきっと、後で大変な悲しみを背負うかもしれないな。

大声で子どもの名をよびながら、ぐったりした子どもを毛布で包みながら、
斜め後ろには、いきもの同志の宿命みたいなものに対する、無抵抗主義の自分がいた。

いったい、あれは何だったのだろう。

まだ生まれて2年のこの子を失うのは、絶対に嫌だ。
絶対嫌に決まっている。

寝顔を見ながら、何度もなんども確認する。

2009年03月20日(金) 
2005年03月20日(日) 洋風佃煮


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