続く暖かい日。
皮を使える夏みかんが手に入ったので、ママレードをつくる。 水に漬けて、一晩たった皮5個分を、細かく切る。 少し苦味もほしいので、白いところも全部使う。
山盛りの皮を、水を替えて2回茹でこぼし、 蜂蜜と粗糖を入れて、果肉も少し入れて、煮詰める。 Aが味見味見とスプンを差し出すので、小皿にけちけちと入れる。
次第に粘性をましていく鍋の中味は、まるで佃煮だ。 ジャムとはまさに西洋風佃煮だったのか、と、1人感じ入る。
出来上がりの、瑞々しいオレンジ色のビン6本を、並べて楽しむ。 これを最も美味しく味わえるのは、パンケーキかクレープか。 それとも気に入りの店の食パンで作る、かりっとしたトーストか。
次は早々に苺に着手しなければならない。
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