山の様子を見に行く。
哀れ、モミの木は鹿に喰われ瀕死の重傷。 カラマツは春先にHにすいてもらったから、 林の中に気持ちよく日が射している。
昨晩の鍋の残りを持っていってコンロで暖めて饂飩でもこしらえよう、 というアイディアはよかったが、塩も醤油も忘れてきた。 暖かいのだけがとりえの何ともいえない食べ物をすするが、結構美味しい。
仰向けに寝転がって、「どんぐりと山猫」を読む。 ページ越しのはるか上方で、 ミズナラが天蓋のように覆いかぶさって梢をゆらしている。
秋の山が静かであるというのは、恥ずかしながらこの年になっての発見で、 そういえば里の秋という唱歌では「静かな静かな里の秋」という歌詞だったことも思い出した。
ストーブの薪を少し調達し、日があるうちに山の家に戻る。
2006年11月04日(土) 2005年11月04日(金) スーパードライ 2004年11月04日(木) 大統領の選び方
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