2006年03月21日(火) |
ハリー・ライムを探せ |
山の家で過ごす。
夜の映画は、「The third man」。 観るたびに違う感想を持つ不思議な作品。
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ハリー・ライムは、銀幕を抜け出して私達のすぐ隣にいる。 憎めない顔をして、愛嬌のある親しげな風でいて、 こっそり、水増しのペニシリンを売っている。
観覧車の上から、私達の暮らしを「点」呼ばわりしては、 非人道的な商売の、金勘定をしている。
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嫌らしい鑑賞のしかたをするな、と言うこと無かれ。
それが証拠に、現代日本を騒がせている株も牛も住宅も、 水増ペニシリンと何も変わらないのだ。
2005年03月21日(月) 我ら思う、故に価値あり
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