拝啓
先日は横浜で久しぶりにお目にかかれて幸いでした。 万亀さんともども、元気で仲良しなご様子、結構なことです。 最近はもう、元気なのが一番です。
それにしても、浅間日記評には参りましたよ。 「声に出して読む浅間日記」は滑稽ですね。 早くも1年分笑わせてもらいました。
そして「何だかNPOの人の日記みたいだ」ってのにも参りましたね。 NPOか。 FBIでもKGBでもなくてNPOなんですね。間違いありませんか?
ご存知のとおり私はNPOの人ではないので、 今日からはNPOの人じゃない書き方をしようと思っているんですが、 さてどうしたらいいものか、と結構思案のしどころです。
それにしても、どうしたらいいんだ。 糸井重里や松尾スズキのように書けというのだろうか。無理だ。 それとも、いしいしんじ風がふさわしいのか。同じ信州在住だし。でもあれも無理だ。
そこまで考えて、少しわかりました。NPOの意味が。 着くずし。遊び。これが足らないんですね。 教科書っぽいんですな。ははーん。
白状しましょう。 世の中のあまたある「くずれたもの」を、私は いつも、けしからん、くだらんと思って眺めておりましたわ。確かに。 ポジション的には、サザエさんの波平ですね。 結構自分もマンガさんなのにね。
でもまあしかし、そういうところを中心に、 日々を日記で振り返っていたわけです。結局。
今ならわかります。ええ、聞こえます。 わざわざ読んで下さった画伯の、「浅間日記、こわいわ」という呟きが。 「あんたはこんな面白味のない人だったのか!」というのも。
画伯は、当然のように、解っていたんですね。 世間にあふれる「くずれ群」の中には、 「わざとくずしてる、ちゃんとしたもの」が混じってるってことを。 何故誰も教えてくれなかったんだ!意地悪だ!
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それにしても、物事の捉え方から文章の書き方、箸の上げ下げまで、 センスよく「くずす」ことは、なかなか難しいですわ。 いやあ、苦手だなあ。 「苦手フラグ」を、晴れてここに立てますわ。
ほら、読み返せば、こんなに厭らしい日記になっちゃってるでしょ。 いまどき高校生だって、こんな風には書かないしね。
ホント、マニュアル通り、想定の範囲内というのは、楽でいいや。 明日はもう、やらないからね。そっちの方向で研鑽も積まないからね。
画伯の作品から、センスというものを学ばねばなりませんな。
2005年01月16日(日) 枯れ木残らず花が咲く 2004年01月16日(金) 赤塚不二夫
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