シャープペンシルはまったく大した発明だとは思うけれど、 芯が無くなった時だけはそう思えない。 書けない筆記具ほどみじめなものはないのだ。
いまいましいことに、手にするもの片端から芯切れである。 スカスカと情けない空振り音がする。
そこで、家中のシャープペンシルをかき集め−15本に及んだ−、 この際一気に補充してしまうことにした。
日常使いのものから、多分これは使わないだろうというような 何かの景品でもらった携帯用のものまで洩れなく集め、芯をつめる。
それでも、もう二度とあのスカスカに出会うまいとの執念で、 未着手のシャープペンシルがないかと、家の中をうろつきまわって、探す。
2004年10月21日(木) 嵐の後に来るものは
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