発熱4日目にして町医者へ通院。
先生も年寄り、看護婦も年寄り、患者もほとんどが老人というひっそりした医院の診察室に入る。 顔を見るなりドクターから「ああまたいつものですね」と言われる。
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ここは私の好きな田舎医者のスタイルなんである。
今よりずっと生活圏が小さかった村時代に、地域で発生する全ての病気を受け持った。赤ん坊の育ちから農作業の怪我、老人の病に至るまで。 ここには、そんな名残がそこかしこに見られる。
昨今、経営目的で診療科を沢山掲げる医院があるけれど、 そういうものとはまるで似て非なるものなのである。 田舎暮らしを志向する人は、まず、こういうタフな田舎医者をお探しになるとよい。 田舎独特の屋外での怪我や病気の症例を沢山知っているはずである。
2004年07月28日(水) 福祉パニック
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