気の利いた嘘でも書こうかと一日頭をひねってみた。落語の「頭山」みたいな稀有壮大なものが望ましいが、俗世に追われる自分からは、直ちにそういうものは浮かんでこない。不安やショックはもう現実世界に飽和しているから、今日それをやる必要はない。気の利いた嘘は難しいものである。気が利いた嘘でもそうでなくても、Hは昔から私の出鱈目をすぐ真に受けるから、もう少し考えて、今日もやってやろうと思う。 2004年04月01日(木)
2004年04月01日(木)